こんにちは
メンタリストONO(おの)です。
「ゲン担ぎ」ってやったことありますか?
受験にキットカット、とか試合の前にトンカツ!とか…。
ちゃんとした言い方だと「縁起を担ぐ」といいますね。
大事なこと、不安なこと、緊張することに
何か心の拠り所があると、がんばりやすいです。
わたしは10代20代と、楽器を演奏したり、舞台で芝居をしたりしていたので、
いつも身近に何らかの「本番」「出番」がありました。
舞台の本番なんて、舞台袖で吐くほど緊張するので、
本番前にどら焼きを食べるとうまくいく、とか
初日は赤いパンツをはく(!)とか、
今となってはなかなか不思議な自分ルールがたくさん存在していました。
当時はただ何となくやっていたので、
その効果があったかはわからないです…(~~)
それよりも、何らかのアクシデントで、
その決めたゲン担ぎができなかったときに不安が増大していました…これだとあまり意味がないですよね…。
有名なスポーツ選手は、
自分の大切な瞬間を迎える前に決まったジェスチャーをしたり、
決まったルーティンを行ったりします。
それは、神経言語プログラミング(NLP)でいうところの
「アンカリング」という考え方を使ったものなのですが、
今日はそれをマインドリリース法と絡めて、
いわゆる「ゲン担ぎ」に応用してみたいと思います。
あなたに一番使える「ゲン担ぎ」、作ってみましょう~。
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アンカリングを自分の味方につけるうえで、
一番大切なことがあります。
それは、繰り返しやること、です。
繰り返し脳に信号を送ることで、
脳は「これは私にとって、重要なことに違いない」と思ってくれるのです。
さて、やってみます。
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まず、【刺激】と【なりたい状態】を決めます。
【刺激】…一般的に手で行うジェスチャーにすることが多いです。
左手で右手首をつかむ、とか、意図して行うジェスチャーです。
何でもよいです。「どら焼きを食べる」でも。(そのたびにどら焼きを準備するのが面倒ですが…。)
【なりたい状態】…その刺激を受けたら、どんな状態になりたいのか決めます。
やる気を増したいのか、
スーッと落ち着きたいのか、
集中力が高い状態にしたいのか…。
過去にとても【その状態】になったときのことを思い出します。
その時のことを思い出して、
その当時の自分に入り、
その時に見ていた景色や音(誰かの声や自分の声、周りの音)、体感覚を感じていきます。
色が見える方もいます。静かにできる場所で行います。
深く感じられる状態に入ったら、その【刺激】をとります。
【その状態】がピーク超えて、落ち始めたら、すぐにその【刺激】(ポーズ・ジェスチャー)を解きます。
軽く体をゆすって、そこで感じていた過去から呼び起こした【なりたい状態】を解放します。
【状態】を思い出し、
【刺激】を結び付け、
【状態】を開放するまでを数回繰り返します。
そして【刺激】を行うと、【その状態】を呼び起こせるようになったかをチェックします。
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ここまでが、一般的な「アンカリング」の手法なのですが、
これは、なんらか過去に失敗などのトラウマがある人の場合には、きちんとハマりません。
なぜなら、【あなたが設定した刺激】とは別の刺激と、
【あなたがなりたい状態】を妨げる状態が強力に結びついている可能性があるからです。
あなたのあずかり知らぬところで、
無意識に、逆アンカリングを行っている場合があるのです。
例えば、いつも落ち込むたびに、甘いものを食べていたとします(昔の私です)。
そうすると、甘いものを食べるたびに、本人の意図とは別に、落ち込んだ感じがよみがえってしまいます。
そういう人が、
「何事にも動じない肚が座った状態」を意図して、
新しいアンカリングを作っても、
実際の生活・人生に役に立つかといえば、そうではないのです。
まずは、あなたにとって余計な【刺激】と【状態】の結びつきを切る必要があります。
(掃除していない汚い部屋に、いくら飾り付けをしても汚い部屋ですよね…。同じです…。)
余計な結びつきを切る作業がマインドリリース法です。
マインドリリース法だけでも、かなり心身は整います。
マインリリース法を通学で学ぶ
マインドリリース法をオンラインで学ぶ
そのうえで自分の望む状態、なりたい状態を描くことで、
強力にその状態へ近づいていけます。
マインドリリース法の小冊子にも簡単なリリース法が載っています。
ぜひ読んでみてください。
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