「杖が無くても歩けるようになった!」
お客様のビッグスマイルと喜びの声が、今でも脳裏に焼き付いています。
その方は、脚のしびれが強く、日常生活で杖を手放すことができなかったのですが、
たった40分の施術で、ゴルフを楽しむことができる身体になりました。
ちなみに、ただの施術ではありません。
ある事を取り入れたことで、自力で歩くことができるようになったのです。
そのある事とは、、、
こんにちは。体軸コンディショニングスクールの馬場です。
ストレッチトレーナーとして働いていたある日、杖をついた70歳の男性がお店にやってきました。
早速受付を済ませ、問診票を記入していただくと、このようなことが書かれていました。
・右脚がしびれて、力が入らない。
・脊柱管狭窄症と診断されたことがある。
もしあなたの元に、
このような症状を抱えているお客様がいらっしゃったら、どのような施術をしますか?
・お尻をリリースする。
・神経を圧迫しているであろう骨や筋肉にアプローチをする。
・背骨周りの筋肉をほぐす。
主にこのような施術を行うでしょう。
ただ、これだけでは、お客様の悩みを解決することができません。
いわゆる、その場しのぎの施術だからです。
では、ここに何をプラスすればよいのか、それは
『評価をすること』
評価とは、単純に、
問題となる症状がどこから来ているのかを観察するだけではありません。
「体幹を支えることができない理由」
これを観察するのです。
今回の場合は、
・体幹と下肢を繋ぐ股関節周りの筋肉がこわばり、股関節の動きが悪くなっている。
・杖で体幹を支えながら歩いているため、背中周りの筋肉がガチガチに固まっている。
この二つに注目することができます。
私は、この評価を踏まえて、ストレッチする筋肉を、
広背筋 / 僧帽筋 / 内転筋 / 大殿筋 / 大腿四頭筋 / ハムストリングス の6つに絞ることにしました。
ストレッチをすること40分、、、
お客様の人生はガラッと変わりました。
今まで杖を使っていたことが信じられないくらい、自力でスムーズに立ち上がることができたのです。
お客様は、憑き物が取れたような笑顔で、リズミカルに歩きながらお店を後にしました。
お気づきの通り、私が行った施術は、お尻や背中周りのストレッチだけです。
ただ、お客様の身体を評価するというタスクを追加しただけなのです。
体幹を安定させることを目的とした評価を行い、狙った筋肉をストレッチしたことで、
アウターマッスルが緩み、インナーマッスルで自分の身体を支えることができるようになりました。
この評価をしていなければ、その場しのぎの施術となり、
お客様は、杖を一生手放すことができなかったでしょう。
「ゴルフができるようになったよ。ありがとう。」
後日、そのお客様からお店に連絡がありました。
お客様の笑顔と感謝の声は、施術家やトレーナーとして冥利に尽きますよね。
評価をしているのに結果が出なくて悩んでいる方や、
評価の方法が合っているか分からない方は、こちらの講座をチェックしてみてください。
やり方を覚えたら、結果を出す施術をすることができるようになりますよ。
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