つま先立ちが上手になればこどもの運動能力は伸びる

こんにちは、理学療法士の中山です。

足が速かったり、バランスの良いこどもは共通して、
つま先立ちが得意だったりします。

つま先立ちが上手になるためにはどうすればいいのでしょうか?

一緒に見ていきましょう。

〔つま先立ちは運動の基本〕

走る、跳ぶ、バランスをとるなどの動作は
基本的にはつま先立ちとなることが多いため
つま先の力というのは運動の中で重要な要素となります。

もし、つま先の力が弱ければうまく身体を支えれず
走るにしてもバランスをとるにしても
思うように動けなくなってしまいます。

突然ですが、ここでまず、
自分のつま先立ちをチェックしてみましょう。

〔つま先立ちチェック〕

1.立った状態からつま先に体重を乗せ、踵を浮かす。
2.つま先立ちになったら母子球に体重を乗せる。
3.グラグラせず、10秒以上静止できる。

*このとき、肩が上がっていない、背中が反りすぎていないかもチェックする。

このつま先立ちがしっかりと出来ていれば
足の筋肉が十分に支えており、
かつ重心のコントロールも良いため
つま先の力が強いと言えるでしょう。

では、つま先立ちが上手になるためには
どうすれば良いのかについて見ていきましょう。

〔つま先立ちを安定させるには股関節を使う〕

なぜ、足首ではなく股関節?
と思う方もいるでしょう。

もちろん、つま先立ちを安定させるには
足首の筋肉を使い安定させる必要があるのですが
その足首が安定していない理由が
股関節にあることがあるからです。

そして、この次に紹介する体操では
股関節と足首の筋肉を同時に
使いやすくすることができるので試してみてください。

〔つま先立ちおじぎ体操〕

・立った状態で、肩幅ほどに足を開く。
・つま先に体重を乗せ踵を浮かす。
・足の付け根(ソケイ部)に手を置く。
・お尻を後ろに突き出すようにしてお辞儀をする。
・裏ももの伸び感を感じたら、お尻を締めるようにして身体を起こす。
・これを5〜10回ほど行う。

*この体操はつま先立ちで行うため少し難しいという方は、
深呼吸を5回してみたり踵をつけた状態で行った後に試してみてください。

動画はこちら
http://youtu.be/LOyPQF7EGmA
(動画は踵をつけて行なっています)

動画では踵をつけて行なっていますが
今回の体操のようにつま先立ちで行うことにより
その姿勢でも股関節を使いやすくすることができます。

つま先立ちが行いやすくなることで
走る・飛ぶ・バランスをとるなどの動作が良くなり
運動能力の向上が見込めるようになります。

つま先立ちの際に小指側で踏ん張っていたり
足首がグラグラしている場合は
足首の関節が柔らかい方で多く見られますが
足首のケガにも繋がるため、
ケガの予防としても取り入れてもらえたらと思います。

ぜひ、試してみてください。

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