こんにちは。
体軸コンディショニングスクールの馬場です。
学生時代、自己流ながらもトレーニングにハマっていた私は、
ヒップアップのために、
デニムパンツが綺麗に履けるといいな。
脚が長く見えるようになるといいな。
そう思いながら、一生懸命トレーニングをしました。
そして一ヶ月ほど経ったある日、
彼氏が私にこう言ったのです。
「お前、ケツ垂れてんな~。」
最初は、なんてデリカシーのない男なんだと憤慨しましたが、
後で冷静になって自分のお尻を鏡で見てみると、、、
私のお尻は、すっかり下がっていて、
理想とはかけ離れた、だらしのない形になっていたのです、、、!
ヒップアップを目指してトレーニングを頑張ったのに、
逆に垂れ尻になってしまい、とてもショックを受けました。
なぜ、バックキックで私のお尻は垂れてしまったのでしょうか。

バックキックは、四つん這いになって、
片脚を後ろにけり上げるようなトレーニングで、
主にヒップアップの効果があります。
当時、私が行っていたバックキックは、
腕で体幹を支えていたので、
片脚を蹴り上げたときに腰がかなり反っていました。
腰が反るということは、
お尻の筋力が弱かったので、腰を代償にして、
腰を支点に、かつ代償にしたトレーニングを行っていた結果、
お尻の筋肉を使う事ができず、お肉が垂れてしまったのでした。
バックキックでヒップアップ効果を出すためには、
支点をある場所に置く必要があります。
その支点とは、ずばり
『坐骨』
お尻の筋肉は、腸骨稜(骨盤の上の方)から、大転子( 脚の付け根の外側 )の付近についています。
この坐骨を支点にして脚を蹴り上げることで、
お尻の筋肉をきちんと収縮させることができるのです。
坐骨を支点にするためには、体幹の支え方も重要になります。
前鋸筋 / 腹斜筋 / 大腰筋 / 内転筋群 等、
これらのインナーマッスルを優位にして、
ピンとこない方は、脇 / 脇腹 / 股関節 / 内ももを手で摩ってから
四つん這いになってみてください。
無理なく、楽に体幹を支えることができるはずです。
これが、インナーマッスルを優位にした身体の使い方なのです。
体幹トレーニングで効果を出すためには、
小さな力で体幹を安定させることが大前提です。
そうすることで、脚は股関節や坐骨から、
トレーニングの効果が出やすくなります。
体幹が不安定のまま行うと、必要のない力みが生じ、
思ったような効果を出すことができないので、注意しましょう。
体幹トレーニングは、
他の種類の効果的なトレーニング方法を知りたい方は、
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