舌を使えば腰の痛みは和らぐ

歩くと腰がズキンと痛む。
座っていると腰がジンジンして痛い。
かがんだ時にピキッとした痛みが腰にはしる。

そのような症状がある人は、舌を上あごに付けた状態で口を閉じ、深呼吸をしてみてください。
痛みが和らぎませんか?

実は、この舌と腰の痛みは深く関係しているのです。
なぜ腰の痛みに舌が関係しているのでしょうか?

腰を痛める腹筋、背筋の鍛え方

腰痛になってしまう人の多くは、体幹の筋肉のバランスが悪くなっており、それによって体幹周りが安定せず、腰への負担が大きくなってしまっています。

そこでよく言われるのが、腹筋や背筋を鍛えるということです。

一般的な鍛え方としては、寝そべった状態で膝を立てて上体を起こすやり方やうつ伏せの状態で上体を反るやり方があります。

この方法で腹筋や背筋を鍛えようとした場合、主に鍛えられるのが、腹直筋というお腹の筋肉や脊柱起立筋といった背中の筋肉です。

これらの筋肉は上体を起こすときや姿勢をキープするときなどに働く重要な筋肉ではあるのですが、働きすぎてしまうと体幹周りを安定させる役割を持っているインナーマッスル(大腰筋や横隔膜など)を働きにくくさせてしまいます。

ですので、腹直筋や脊柱起立筋ばかりを鍛えてしまった場合、体幹周りが安定しなくなってしまい、かえって腰が痛くなってしまうことがあるのです。

腰を痛めない腹筋、背筋の鍛え方

では、お腹や背中は鍛えない方がいいのか?
というとそういうわけでもありません。

先ほどお伝えしたようにお腹や背中周りにあるインナーマッスルを鍛えることは、体幹を安定させ、腰への負担を大きく減らすことになるからです。

歩いたときやかがんだときなど、腰の痛みをチェックしてから以下のワークを行ってみてください。

1.椅子にすわってヘソから4横指上のみぞおちを押さえる。
2.息を吐きながら背骨を曲げていく。
3.息を吐ききったら、押さえている指先を上下左右に動かしてほぐしていく。
4.息を吸いながらもとの姿勢に戻る。
5.これを5回ほど繰り返す。

参考動画はこちら

もう一度動いたときの腰の痛みをチェックしてみてください。

痛みが和らぎ、動きやすくなっているはずです。

これは、ワークによってインナーマッスルが働きやすくなり、体幹が安定した状態で動くことが出来るようになったからです。

舌を上顎につけるとさらに腰の痛みがなくなる

先ほどのワークでも効果はあるのですが、さらに効果的にインナーマッスルを使えるようにする方法があります。

それが、舌を上あごにつけた状態で深呼吸をするということです。

実際に舌をつけた状態で深呼吸をして、かがんだり、歩いたりしてみると動きが変わるかと思います。

これは、舌を上あごに付けた状態にすることによって、舌の筋肉(舌骨筋群)と繋がっているインナーマッスル(横隔膜)が働きやすくなり、より体幹を安定させることが出来るようになるからです。

慢性的に腰が痛くてしんどいと悩んでいる方は、この方法で動くと痛みが和らぐと思いますので、ぜひ試してみてください。

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