歩き方からこどものケガの予防をする

こんにちは、理学療法士の中山です。

こどもの歩いているときの頭の位置を見ていると
上下に揺れる幅がこどもによって
それぞれ違っているのが分かります。

誰でもある程度は上下するものですが
この幅が大きすぎると
後々ケガにつながる可能性があります。

その理由について
一緒に見ていきましょう。

〔頭の上下幅が大きすぎると疲れやすい〕

上下幅が大きいと、疲れやすくなり
それがケガにつながっていくことがあります。

上下幅が大きくなってしまうと
毎回、元の高さまで戻るのに
より多くの力を消費するようになります。

このとき力を生み出してくれるのは筋肉です。

筋肉をそれだけ余分に消費するということは
関節への負担も増えるということでもあるため、
炎症を起こしやすくなり、疲れやすくなったり
ケガをしやすくなったりということが起きてしまいます。

そもそも、なぜ人によって上下の幅が違うのでしょうか?

これが分かれば予防もできるので
次の項目で見て行ってみましょう。

〔なぜ人によって上下する幅が違うのか〕

上下しているこどもの全身をよく観察してみると
足をついたときにクッションをとるように
膝がわずかに曲がっているのが分かります。

この膝が少し曲がってしまう現象は
股関節がうまく使えていないときに起こります。

股関節は上半身と下半身をつないでいる部分であり、
歩いているときの役割の一つとして
上半身を支えるという役割があります。

その役割をうまく果たせなかったとき、
その下にある下半身は一時的に支えるのが難しくなり
立て直す必要があります。

これが膝がクッションをとっている状態です。

逆に言うと、股関節がその役割を果たすことができるようになると
自然と上下する幅が減り、さらに関節への負担も減るため
疲れにくくケガのしにくい動きへと変わっていきます。

股関節をうまく使えるようにするためには
次の体操が効果的ですので試してみてください。

〔股関節が使いやすくなる内ももカチカチ体操〕

・立った状態で足を肩幅程度開く。
・どちらか片方の足を半歩程度前に出す。
・おへそと骨盤を前に向ける。
・出した方と反対の手で内ももを10回程度軽く叩く。
・反対の足も同じように行う。

この体操では股関節の筋肉である
内転筋・ハムストリングスを
使いやすくすることができます。

また、内転筋とハムストリングスは
膝の筋肉でもあるため同時に膝も安定してきます。

歩きは走る運動の前段階の動きであるため
歩きを変えることができれば走ることが含まれる
運動全てに影響を与えることができます。

運動を効率良くしつつ、
ケガの予防もできますので
ぜひ、試してみてください。

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