こんにちは。鍼灸師・パーソナルトレーナーの柴です。
膝に痛みがある、、、
そんな人はリハビリとして膝周りにある筋肉を鍛えたり、ケアとしてストレッチしたりしてると思います。
確かに膝周りにある
表側の大腿四頭筋
裏側のハムストリングス
内側の内転筋群
外側の大腿筋膜張筋/腸脛靭帯
これらの筋肉が膝の動きを作り、安定させています。


そのため、これらの筋肉のバランスが崩れると膝の痛みを生じやすいのですが、それ以外にもう1つ膝の痛みに関係している部位があります。
それはフクラハギです。
フクラハギというと足首に関係しているイメージがあると思いますが、実は膝ともとても深い関係にあります。この3つの関係により、フクラハギが固まると膝の動きが悪くなって痛めてしまうのです。
[関係1:フクラハギで膝を動かす]
フクラハギの腓腹筋は、カカトからアキレス腱を介して、そして膝をまたいで膝上の大腿骨に付着しています。
そのためフクラハギは膝を曲げる時に働くので、固まると膝の動きが悪くなります。
[関係2:フクラハギが固まると膝のインナーマッスルが働かなくなる]
膝は曲げる時にスネが内側に捻れるのですが、その時に働くのがフクラハギの中にあるインナーマッスルの膝窩筋です。
フクラハギが柔らかければ、この膝窩筋はきちんと働くのですが、フクラハギが固くなると膝窩筋の働きを邪魔してしまい、膝を曲げる時にスネが内側に捻れなくなってしまうのです。
すると膝をうまく曲げられなくなってしまいます。
[関係3:太ももの筋肉のバランスが悪くなる]
冒頭にも書きましたが、膝は4方向にある太ももの筋肉のバランスが崩れる事により膝の動きが悪くなります。
その動きの悪さが出るバランスの崩れ方で最も多いのが、太ももの表側の大腿四頭筋・外側の大腿筋膜張筋/腸脛靭帯が働き過ぎて、裏側のハムストリングス・内側の内転筋群の働きが落ちてる状態です。
そのため、このバランスを整えるためにはハムストリングスと内転筋群が働くと良いのですが、その働きを高めるのに膝窩筋が大きく貢献します。
なぜなら膝窩筋はハムストリングスと内転筋群と繋がりがあるからです。

この繋がりにより、フクラハギが柔らかければ膝窩筋→ハムストリングス・内転筋群と働くようになりますが、フクラハギが固まると[関係2]でも書いたよう膝窩筋の働きが悪くなるため、太ももの筋肉のバランスも悪くなり、膝はスムーズに動かす事ができません。
以上3つの関係によりフクラハギが固まると膝の動きが悪くなってしまうため、以下の2つのワークで膝の動きをスムーズにしていきましょう!
[膝の動きを良くする2つのワーク]
ワークの効果を体感していただくために、まずは今の膝の動きを確認していきます。
立ち・座りどちらでも良いので、膝の曲げ伸ばしを行いましょう。今の状態を覚えておいてください。
では次に2つのワークを行います。
〈①フクラハギを割るようにほぐす〉
フクラハギは内と外に分かれてるため、これを割るような感じで、膝裏からスネの真ん中くらいまでほぐしていきます。


〈②膝窩筋を刺激する〉
膝裏を触りながら膝の曲げ伸ばしを10回行います。特に曲げる意識で行っていきましょう。

こちらは動画もあるので参考にしてみてください。
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では再度膝の曲げ伸ばしをしてみてください。
いかがでしょうか?
このようにフクラハギも膝の動きに関係してるので、
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