姿勢を正すと腰が痛くなる

こんにちは。
体軸コンディショニングスクールの山根です。

今週の月曜、休みの日を利用して、
とあるフィットネスクラブへ友達と体験レッスンを受けに行ってきました。

銀座にあるクラブだったのですが、内装がとても綺麗でオシャレ落ち着いた空間でしたね。
ウチのスタジオも負けてませんが…笑

そこでは、色々な器具を使って、
たくさん種目を行うインターバルトレーニングという形式のレッスンを行なっていました。

途中までは、可愛いインストラクターさんの元気な掛け声で、
友達と一緒に楽しんでいたのですが、、、
一つだけ問題が起きてしまいました。

一緒に行った友達がレッスン中に腰を痛めてしまったのです。

なぜ、腰を痛めてしまったのか?

原因としては色々な原因がありますが、
一つ原因として挙げられるのが、
とにかく姿勢を真っ直ぐにするように指導を受けていたからです。

一般的に良い姿勢というと、
背中を真っ直ぐにした状態の姿勢をイメージするかと思います。

その方が見た目も綺麗だし、
よくヨガやピラティスでも胸を張って
姿勢を真っ直ぐにするように指導するように言われていますよね。

実際、僕も少し前まではそのように指導していたことがあります。

ですが、そのような状態で身体を動かすと、
かえって身体を痛めてしまうことがあるのです。

なぜなら、姿勢を真っ直ぐにするように指導すると、
背中の筋肉(脊柱起立筋)が必要以上に働きやすくなって、
体幹のインナーマッスル(大腰筋)が働きにくくなってしまうからです。

体幹のインナーマッスルは体幹を安定させる役割の他に、腹圧を高め、腰の負担を少なくする役割も持っています。

ですので、背中の筋肉が必要以上に働き、体幹のインナーマッスルが働かなくなってしまうと、腰への負担が大きくなり、腰を痛める原因になってしまうのです。

しかし、だからといって、姿勢を真っ直ぐにすること自体が悪いわけではありません。

姿勢を真っ直ぐにした状態でも
体幹のインナーマッスルを働かせられるようにすればいいのです。

そのためには、まず段階的に体幹のインナーマッスルが働きやすい状態を作りながら、
身体を動かしていく必要があります。

具体的には、少しだけみぞおちを丸めるように指導をしてあげると良いでしょう。

みぞおちを丸めるように意識をすると、背中の筋肉の緊張が抜け、
体幹のインナーマッスルが働きやすくなり、腰の負担を減らすことが出来ます

このことはトレーニングだけでなく、ヨガやピラティスなどでも使えるので、
生徒さんに指導する機会があったら、ぜひ試してみてください。

生徒さんの動きがいつもよりスムーズになって、
レッスンが終わった後の身体が軽いなど
いつもと違った良い反応が得られると思いますよ。

負担の少ない身体の使い方をしっかりと知りたい方はアナトミック体幹トレーニングがおすすめです。

体幹のインナーマッスルを使って動くコツがわかるので、誰でも簡単にその場で楽な身体の使い方を体感することが出来ます。

アナトミック体幹トレーニング

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