猫背を解消する2つの体操

良い姿勢っていうとどんな姿勢を思い浮かべますか?

肩甲骨を寄せて胸を開いた姿勢と思った人は残念。
肩甲骨を寄せた状態にしてしまうと、かえって猫背を助長したり、疲れやすい姿勢になってしまいます。

猫背を解消したり、疲れにくい姿勢にするためには肩甲骨ではなく、
全く関係なさそうに思えるある場所を整えることが効果的なのです。

なぜ、肩甲骨を寄せてしまうと猫背を助長してしまうのか。
また猫背を解消し、疲れにくい姿勢をするために整えるべき場所とは一体どこなのか?

肩甲骨を寄せると猫背を助長する

猫背や疲れやすい姿勢になっている人は胸の前の筋肉(大胸筋や小胸筋)が縮んでしまっており、それによって胸が縮こまり、肩が前に引っ張られてしまっています。

俗に言う巻き肩みたいな状態です。

なので、肩甲骨を寄せて、胸を開いた状態にすれば、猫背が解消されると思われがちです。

しかし、肩甲骨を寄せてしまうと、かえって猫背を助長することに繋がります。

なぜなら、肩甲骨を寄せる役割を持つ筋肉が、肩を上げる筋肉と繋がりを持っているからです。

肩甲骨の間にある菱形筋という筋肉が主に肩甲骨を寄せる働きを持っているのですが、この筋肉は、肩甲挙筋と言われる肩を上げる働きを持つ筋肉と繋がりを持っています。

ですので、肩甲骨を寄せようと菱形筋が働くと、肩甲挙筋も働き、それに伴って肩も上がります。

肩が上がってしまうと、肩甲骨が写真のように肋骨に沿って動きます。
すると、肩が自動的に前に行くので、猫背になってしまうのです。

胸をほぐして姿勢を整える

猫背を解消するためには、縮こまっている胸の前の筋肉をゆるめることが必要です。

胸の前の筋肉をゆるめることで、前に引っ張られている肩や肩甲骨を元に戻すことが出来るからです。

そして、胸をほぐした上でさらに股関節を整えるとより姿勢を整え、安定させることが出来るようになります。

股関節を整えると姿勢が安定する

肩が前に引っ張られ、猫背になってしまうと、背骨が丸まり、股関節が前に移動します。

そのため、股関節に乗って立つことが出来なくなってしまいます。

股関節には、体幹を安定させ、姿勢を保つ役割を持っている大腰筋があり、良い姿勢を保つためには、この大腰筋を働かせる必要があります。

ですので、猫背を解消し、疲れにくい姿勢にしていくためには、胸をほぐすだけでなく、股関節を整えることも重要になってくるのです。

姿勢を整える2つのワーク

姿勢を整えるためには、まず固まっている胸をゆるめ、その後股関節を整えていかなくてはなりません。

今回は簡単な胸をゆるめる方法と股関節を整える体操をお伝えします。

行う前に軽く前屈をしておくと変化がわかりやすいでしょう。
猫背になると背骨が丸まるため、骨盤が後傾し、もも裏の筋肉が縮んだ状態になります。

そのため、猫背の人は前屈をすると普通の人よりももも裏が張っている感じが出ます。

前屈をしたら、ワークを行なっていきましょう。

胸をほぐすワーク

1.腕を胸の前に移動し、胸の中でも固まりやすい場所に指を引っ掛ける。(写真参照)


2.引っ掛けながら、腕を後ろに引いてストレッチのポジションを取っていく。

股関節を整えるワーク

・足を腰幅に広げ、つま先を前に向ける。
・ビキニラインの中央(恥骨の横)を触りながら股関節を曲げてお尻を後ろに引く。この時裏ももが伸びているのを感じる。
・坐骨(お尻と裏ももの境目)を触りながら股関節を伸ばして元の体勢に戻る。
・これを10回繰り返す。

動画はこちら

この2つのワークを行ったら再度、前屈をしてみてください。
やりやすくなっていたり、もも裏の張り感が先ほどよりもなくなっているかと思います。

これは、胸がほぐれ、股関節が整ったことを意味しています。

猫背がなかなか治らない方や日頃から疲れやすいという方は、この2つのワークを実践して解消していきましょう。

まわりに困っている人がいたらシェアしてあげてくださいね。

【筋膜アナトミー】
【間違いだらけの体幹トレーニング】
【肩の力を抜く方法】
などは、こちらから無料ダウンロードできます。
こちらでは、こどものケガの予防に効果的な体操を無料で紹介しております。
無料【こどもセラピー】ハンドブックはこちらから。