おはようございます。
体軸コンディショニングの山川です。
あなたの周りにもダイエットや身体の引き締めを目的に体幹トレーニングを始めた方がいるかと思います。
そのおかげでウエストが細くなったり、二の腕が引き締まったりと効果を実感しているはず。
けれど鍛えても鍛えても、なかなか足が細くならなかったり、むくみが取れなかったりと、下半身の悩みが解決しない人が多いようです。
その原因の一つは鍛え方、鍛える筋肉が違うということです。
たとえば腿前の筋肉の大腿四頭筋を鍛えるようなトレーニングをすると、大きな筋肉なので基礎代謝が上がり痩せやすくなります。
しかし、縦にも横にも発達もしやすい筋肉なので、膨らみやすく脚が太く見えます。
じゃあ反対(裏)側の筋肉のハムストリングスを鍛えるトレーニングをする!としましょう。
ハムストリングスは横には発達しない筋肉なので、正面から見ても脚は太く見えません。
さらに運動面から見ても、身体を前方へ移動する推進力となる筋肉なので動きも良くなり、日常の運動レベルが上がることで基礎代謝も上がります。
ただ、鍛え方を間違えると逆効果になるのがハムストリングスの怖いところ…
ハムストリングスは二関節筋といって、二つの関節を動かす働きがあります。
一つは股関節で、もう一つは膝関節。
ハムストリングスは主に膝関節の方が働きやすいので、鍛える時は膝関節を曲げるトレーニングが多いです。
そしてここが大きなミステイク…
膝関節の動きでは、ハムストリングスの拮抗筋(反対の働き)は腿前の大腿四頭筋です。
いくらハムストリングスを鍛えていたとしても、膝関節のトレーニングをしている限り大腿四頭筋も使われやすくなって、結果的に脚は太くなってくるんです!
これが鍛え方と鍛える筋肉が違うということなんですね。
それともう一つ、脚が細くならない大きな要因があるんです!
それは、日常での身体の動かし方です。
先ほどの膝関節を使った動きや大腿四頭筋を使った動きを続けていると、いくらトレーニングで鍛えたとしてもその効果は活かされてこないんです。
歩き方なんかがその代表格ですね。
おそらく無意識的に歩いていると思うのですが、ちょっと意識を向けながら歩いてみてください。
地面に脚がつく時にグッと床を踏んで踏ん張っていたり、脚が後ろに行った時は地面を蹴って歩いていませんか?
デスクワークでの座り時間を除く日常生活のほとんどを占めているのが歩行で、下半身の筋肉を酷使していれば筋肉は張り、足もむくんで当然です。
そんなこと言ったってしょうがないじゃないか〜
と某タレントの発言をしてしまうんじゃないかなと。笑
そう、しょうがないんです。だって知らないし…
そんな僕も地面を蹴って歩いたりしていました。。
でも、体幹を使って歩くと全然足が疲れないし、疲労感やむくみにも悩まなくなります。
その歩き方というのが、まずは股関節を使います。
それと合わせてみぞおちを使います。
この股関節とみぞおちが連動しているかどうかが非常に大事。
もしここで大腰筋が使えれば良いんでしょ?なんて安直に思ったりしてませんか?笑
大腰筋を使うことは前提で、それを踏まえた上で股関節とみぞおちを連動させながら使うんです。
屈曲伸展、内転外転、内旋外旋、側屈、回旋…これらすべての動きを連動させるんです。
そうすることで下半身の力に頼った歩き方をしなくなるので、日常動作で脚が太くなるリスクを避けることができます。
なので体幹トレーニングをするときは、
鍛え方に注意しつつ鍛える筋肉を使い、すべての運動様式で体幹と連動するようにしながら行いましょう。
それを可能にするのがヨガでありピラティスなのです。
もしヨガやピラティスをして脚が細くならないのであれば、体幹との連動性を今一度考えてみると新たな発見が見つかるかもしれませんよ。
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体幹が動かない?それ、瀕死ですね…
手足がなくても人は生きていける。
体幹がないと人は生きられない。
体幹の機能が落ちている。
それは死に近づいているということ…
ヨガ、ピラティスを主体とした体幹トレーニングで、
体幹機能を最大限に高め、生き生きとした身体づくりをしたい方はこちら
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