こんにちは、理学療法士の中山です。
昔と比べこどもの体力が落ちたと言われているせいか、
足がつりやすいまたは疲れやすいという
悩みを持ったお子さんは少なくないかと思います。
これらについて訴えるこどもにはいくつかのある特徴があり、
それは意外と簡単に改善することができる内容だったりもします。
その特徴と解決方法とはいったい何なのか?
一緒に見ていきましょう。
〔足のつりやすいこどもの特徴〕
足がつりやすい理由としては
1.カルシウムやミネラルなどの栄養不足
2.睡眠不足
3.筋肉の疲労
など、いくつか理由があります。
これらが原因の足のつりや疲労に関しては
その日の体調不良ということが
大きく影響していることが考えられます。
そのため、もし、これが原因で繰り返し
足をつるようなことが起きているのならば
普段の生活を見直せばある程度改善してくるかと思います。
しかし、3の場合はそう簡単にいかない場合もあります。
どういうことなのか次の項目で見ていきましょう。
〔つりやすい足の使い方〕
足でよくつりやすいポイントと言えば
ふくらはぎやもも裏などが多いかと思います。
これらの筋肉がつりやすい理由には、
他の部分よりも比較的使われやすい
一部の筋肉に負担がかかりすぎてしまった結果
起きたものであるという可能性が高いです。
ですので、1つの動きの中でその動きに必要な
筋肉をより多く使い負担を分散させて
あげることが解決の方法となります。
次に紹介する体操を手順に合わせて行うことにより
使える筋肉を増やすことができるので試してみてください。
〔足全体で行うおじぎ体操〕
・立った状態で、肩幅ほどに足を開く。
・足の付け根(ソケイ部)に手を置く。
・お尻を後ろに突き出すようにしてお辞儀をする。
・裏ももの伸び感を感じたら、同時に足裏の土踏まずあたりまでが引き上げられている感覚を感じる。
・お尻を締めるようにして身体を起こす。
・これを5〜10回ほど行う。
動画はこちら
http://youtu.be/LOyPQF7EGmA
この体操ではもも裏のハムストリングスを使いやすくするだけではなく、
同時にふくらはぎの筋肉や足裏の筋肉まで使うことができます。
そして、この体操自体は身体を倒したり起こしたりする単純な動きですが、
立ちしゃがみや歩きや走りの動き出しに繋がる応用性の高い動きとなっています。
ですので、この体操で必要な筋肉をより多く使えるようになると
他の動きのときでもより多くの筋肉を使うことができ
一部の筋肉にかかっていた負担を分散させてあげることができて
足がつりにくくなったり疲れにくくなったりしてきます。
足がつるという現象は実際にはいくつかの原因が
混ぜ合わさって起きていることが多いと思います。
今回の内容を踏まえて足のつりやすさの
予防に役立てていただけたらと思います。
ぜひ試してみてください。
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