足が疲れないアーチの作り方

こんばんは。
体軸コンディショニングのマネージャーの山川です。

今日は福岡から配信しています。
前回の記事で、Facebookのいいね数が700を超えたら続編を書く!と言っていたら、
おかげさまで超えたので今日は足のアーチでの続編です。

 
足のアーチの作り方は2つあります。
しかし、同じ目的ではありますが、大きな違いがあります。
 
それは、違いは使っている筋肉とそこからの繋がりです。
 
今日は、
やり方1:タオルギャザー
(タオルを敷いて、足指でたぐり寄せる方法) 
 
やり方2:足裏のクロスポイントワーク
(足裏の真ん中を親指で押さえ、足をグーパーする方法)
の2つのワークの違いからお話しします。

 
[アーチの作る筋肉]

足のアーチを作る筋肉として代表的なのは、
前脛骨筋、後脛骨筋、長腓骨筋が挙げられます。
 
もちろん他にも関係してきますが、
この3つの筋肉が働いていることが大事になります。
 
やり方1の場合、長趾屈筋・長母趾屈筋・足底筋膜を働かせます。
その上で前脛骨筋を働かせながら、後脛骨筋・長腓骨筋を働かせます。
足趾の屈筋が強く働くと、つま先立ちと同じような使い方になり、余計な緊張で身体を支えはじめます。
 
末端の力で荷重による負荷を支えるので、筋疲労が溜まりやすく、足が攣ったり、足底筋膜炎にもつながってきます。
 
対して、やり方2は後脛骨筋と長腓骨筋が働きやすい状態になります。
なぜなら指で押さえている場所が、後脛骨筋と長腓骨筋が交差する場所であり、その筋肉を刺激しながら動かしているからです。
この時、動きの起点がつま先では無いので、余計な緊張を働かせずに身体を支えることができます。
 
このように同じような動きでも、働かせている筋肉に違いがあるのです。
 
 
[足裏と体幹を繋ぐ筋連鎖]  
アーチを引き上げるワークをするにしても、部分的に捉えることはしないでください。
運動には筋肉が働きが伴います。
筋肉は隣り合った筋肉と連結し、全身に筋連鎖するという特性があります。
つまり、部分的な問題であっても、全身からの視点を持つことが必要です。
今回で言えば、前脛骨筋と後脛骨筋・長腓骨筋からの筋連鎖を考えます。
 
前脛骨筋は、腸脛靭帯や大腿筋膜張筋・大腿四頭筋、体幹部では腹直筋や中臀筋・大臀筋と言った、身体の表層や外側にあるアウターマッスルと呼ばれる筋肉に筋連鎖していきます。
 
後脛骨筋・長腓骨筋は、ハムストリングスや内転筋、体幹部では骨盤底筋群や大腰筋・横隔膜と言った、身体の深層や内側にあるインナーマッスルと呼ばれる筋肉に筋連鎖していきます。
 
このように全体で見ていっても、異なる筋肉が働きやすくなります。
この筋連鎖は、足からだけでなく体幹部からも影響し、体幹部で使う筋肉次第で、アーチを引き上げる筋肉も変わります。
 
 
[股関節からアーチを引き上げる]  
ここまで読んでいただくと、
アーチの作り方に違いがあることが分かっていただけたかと思います。
 
もう一つだけ注目して欲しいのが、股関節です。
股関節の屈曲運動では、大腰筋と大腿四頭筋・大腿筋膜張筋が関係してきます。
筋肉を見ていただくと、先ほどの筋連鎖が同じ動作で働いているのが分かると思います。
ですので、股関節の使い方次第で、どちらの筋連鎖が働くのかも変わってくるのです。
 
もし、後脛骨筋・長腓骨筋の筋連鎖を使う場合は、大腰筋を働かせた股関節の運動をしましょう。
 
<大腰筋を使った股関節のワーク>
https://www.youtube.com/watch?v=-IDDhtSSA88&feature=youtu.be
 
このワークをする事で、大腰筋を使った股関節の使い方になり、股関節を動かすたびに無理なくアーチを引きあげることができます。
足裏のクロスポイントワークと合わせて行うと、効果はさらに上がります。
https://www.youtube.com/watch?v=jFLP20ivyTw&feature=youtu.be
 
 
そして、この股関節の運動にはある2つの視点があります。
これをなくして股関節を使えているとは言えないのです。
 
今日はここまで。
 
…続く

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前回の記事はこちら
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