膝裏をほぐすと脚の疲れがなくなる

脚のマッサージやストレッチもしているけど、なかなか疲れが取れないということってありませんか?
もしかしたらその症状、膝裏をほぐすと解消されるかもしれません。

何故、膝裏をほぐすと脚の疲れが楽になるのか、一緒に見ていきましょう。

足の指が使えないとすねとふくらはぎが疲れやすい

脚が疲れてしまう方の特徴として、足の指に関わる筋肉が固くなっていることがあります。

足の指に関わる筋肉は、すねの前脛骨筋(ぜんけいこつきん)や足趾伸筋群(そくししんきんぐん)、ふくらはぎの下腿三頭筋(かたいさんとうきん)や足趾屈筋群(そくしくっきんぐん)があります。

これらの筋肉が過剰に働いていると、すねやふくらはぎに疲れを感じやすくなります。
過剰に働いている状態は、筋肉の緊張が高く、常に働いている状態だからです。

また、すねやふくらはぎの筋肉は前ももの大腿四頭筋(だいたいしとうきん)、裏もものハムストリングスとつながりを持っています。
さらに、それらはお尻の大殿筋(だいでんきん)や中殿筋(ちゅうでんきん)ともつながりを持っています。

このつながりから、すねやふくらはぎの筋肉の緊張が高くなると太ももやお尻の筋肉の緊張も高くなってしまい、結果として脚全体が疲れやすい状態になるのです。

インナーマッスルが働くと脚の緊張がなくなる

足の指のインナーマッスルが働くと、足の指に関わる筋肉の緊張がなくなり、脚全体の疲れが取れやすくなります。

足の指のインナーマッスルは後脛骨筋というふくらはぎの筋肉に繋がっており、後脛骨筋を働かせるとすねやふくらはぎの筋肉の余計な緊張を取り除くことができます。

ちなみに、足の指のインナーマッスルは短趾屈筋(たんしくっきん)や虫様筋(ちゅうようきん)といった筋肉です。

これらを働かせることで、脚の筋肉の余計な緊張がなくなり、脚の疲れを取ることができます。

脚の緊張をなくす膝裏にあるポイント

脚の疲れを取り除いていくためには、単純に足の指のインナーマッスルをゆるめるだけでも効果はあるのですが、膝裏の筋肉を使うようにすると、より脚全体の緊張が取れやすくなります。

膝裏の筋肉の膝窩筋(しつかきん)という筋肉は、ふくらはぎの後脛骨筋(こうけいこつきん)や内ももの内転筋群(ないてんきんぐん)、もも裏のハムストリングス、股関節の大腰筋(だいようきん)といったように脚のインナーマッスルとつながりを持っています。

そのため膝裏を筋肉を使うようにすると、膝裏とつながりのある脚のインナーマッスル全体が働きやすくなり、脚の疲れが取れやすくなります。
この状態でマッサージやストレッチをすることでいつもより効果を高めることができるのです。

以下の運動前後で脚の動かしやすさ、疲れを比べてみてください。

1.足指を除いた足裏の母指球の内側を押さえる。
2.押さえたまま足の指を曲げ伸ばしする。
3.10回繰り返す。

次に、膝裏のワークを行います。

1.膝の裏を押さえる。
2.押さえたまま膝を曲げ伸ばしする。
3.10回繰り返す。

運動後は脚が動かしやすく、疲れもすっきりしていませんか?
足の指をはじめ、インナーマッスルの筋群が働きやすくなった結果、脚の筋肉全体の余計な緊張が和らいだからです。

まとめ

・足の指が足の疲れに関係している。
・足の指が上手く使えないと、すねやふくらはぎが過剰に緊張する。
・インナーマッスルが働くとアウターマッスルの余計な緊張が和らぐ。
・膝裏から脚の各インナーマッスルへつながっている。
・膝裏のインナーマッスルを使えるようになると、脚全体の余計な緊張が和らぐ。

普段からマッサージなどしているのに疲れが取れなくて困っている。
そんな方は本記事を参考に足の指を整えることを試してみてくださいね。

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