足がつりやすいこどもには膝うらを使う

こんにちは
理学療法士の中山です。

寒い時期は身体が固くなっていたり

持久走があったりなどで
足がつりやすい時期でもあります。

そんな足のつりやすさですが、膝うらにある
ある筋肉を使いやすくしてあげることで
足をつりにくくすることができることをご存知ですか?

足のつりやすさと膝うらに
いったいどんな関係があるのか?

一緒に見ていってみましょう。

〔足がつりやすくなる理由〕

足がつりやすい理由の1つに、
一部の筋肉がうまく使えていないことにより
他の使われやすくなっている筋肉にばかり
負担がかかっていることが挙げられます。

通常、身体を動かすときには複数の筋肉が
同時に働くことによって身体を支えたり前に進めたりします。

しかし、これがなんらかの原因で
一部の筋肉が使いにくくなってしまうと
その負担を他の筋肉が背負うことになります。

それが積み重なっていくと足は疲れやすくなり、
足がつるという現象が起きやすくなってしまうのです。

〔働きにくくなった筋肉はまた使えるようにすれば良い〕

今は使いにくくなっている筋肉でも
また使いやすくすることは可能です。

足がつりやすくなっているときに
使いにくくなっている筋肉にはいろいろありますが、
多いパターンとしてあるのがインナーマッスルが
うまく使えていないということです。

インナーマッスルとは、主に関節の安定させてくれる筋肉で
この筋肉が使えていないと、もも裏やふくらはぎのような
比較的使われやすい筋肉に負担がかかりやすくなってしまいます。

インナーマッスルを使いやすくするには
次に紹介する体操が効果的ですので試してみてください。

〔座ったままできる膝曲げ伸ばし体操〕

・座った状態で膝の裏を押さえる。
・押さえたまま膝を曲げ伸ばしする。
・左右ともに10回繰り返す。

動画はこちら
https://youtu.be/uldTlcJBXxA

この体操では膝裏にある膝窩筋(しつかきん)
という筋肉を使いやすくしました。

膝窩筋は膝裏にあるインナーマッスルであり
膝の上下にある股関節や足首の
インナーマッスルとも繋がっています。

そのため、単に膝が安定するだけでなく、
股関節や足首の安定も同時に図れるため
足をつりにくくすることができるようになります。

寒い時期は持久走なども増え
足がつりやすくなったりもするため、
準備体操などに取り入れて
予防に役立てていただければと思います。

ぜひ、試してみてください。

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中山照教

理学療法士
JCMA認定体軸セラピスト
パームセラピスト