史上初・4冠を成し遂げた日本代表の体幹の鍛え方

当スクールがサポートしている女子サッカー日本代表の有吉佐織選手が所属する日テレベレーザが史上初の4冠を成し遂げました。

シーズン通して、怪我をすることなく、安定したパフォーマンスを最後まで発揮することが出来たと有吉選手もおっしゃっていました。

以前当スクールにお越しになられた時も前よりも体幹が安定して相手に競り負けなくなったと感想をもらいました。

有吉選手のように体幹を鍛えることでパフォーマンスを上げる選手は多くいます。

しかし、その一方で体幹を鍛えたにも関わらず、パフォーマンスが下がってしまった。
かえって、怪我が多くなってしまったという選手がいるのも事実です。

なぜ、こういった違いが出てしまうのでしょうか?

パフォーマンスを下げてしまう体幹の鍛え方

一般的に言われている体幹トレーニングの特徴として、地面に手足をついた状態で腹筋や背中の筋肉などのアウターマッスルに力を入れ、姿勢を維持するというものがあります。

アウターマッスルは大きくダイナミックな動きをするときやパワフルな力を発揮するときに使われる重要な筋肉ではあります。

しかし、アウターマッスルばかりを鍛えてしまうと、関節を安定させたり、動きをスムーズにする役割を持つインナーマッスルが働きにくくなってしまい、結果として身体が安定しなくなってしまいます。

一般的な体幹を鍛える方法だとアウターマッスルを中心とした鍛え方になっています。

そのため、トレーニングでは身体を安定させることが出来るようにはなるのですが、実際のスポーツでは、身体が不安定になってしまい、パフォーマンスの低下や怪我の増加に繋がることが多くあります。

体幹を鍛えたにも関わらず、

身体が動きにくくなってしまった
以前よりも怪我が増えてしまった
というのはこういった身体の鍛え方に原因があるからなのです。

スポーツで体幹を安定させるトレーニングの方法

では、どうすればスポーツで体幹を安定させ、パフォーマンスを上げることが出来るのでしょうか?
スポーツで体幹を安定させるにあたって重要になってくるのが、体幹のインナーマッスルを働かせながら体幹を鍛えるということです。

先程もお伝えしましたが、体幹のインナーマッスルには関節を安定させ、スムーズに動かすという役割を持っています。

そして、そのためには股関節を支点に身体を動かしていく必要があります。

理由は2つあるのですが、1つは股関節に付いている体幹のインナーマッスル(大腰筋)を使いやすくし、それによって繋がっている体幹の筋肉(横隔膜や骨盤底筋群など)を連動させながら使うことができるからです。

そしてもう1つは、股関節は体幹と下半身を繋ぐ接続ポイントでもあるからです。

体幹の土台となっている骨盤に2つの大腿骨がはまる形で支える構造となっているのが股関節です。

そのため、股関節が安定した状態で使えるようになると、土台である骨盤も安定するようになるので、体幹全体も安定するようになります。
ですから、股関節を上手く使うことができれば、身体が動いている状態で体幹を安定させることが出来るようになるので、スポーツで通用する体幹力を身に着けることが出来るようになるのです。

有吉選手も今シーズンはこういったポイントを抑えるために、股関節を意識しながらトレーニングや練習をしてもらっていました。

今回は有吉選手にお伝えしていた股関節の基礎のワークがあるので、それを紹介したいと思います。

股関節のワーク

このワークを行うことで、股関節に付いている体幹のインナーマッスルが働くようになり、体幹が安定するようになります。

サッカーだけでなく、全てのスポーツでも使える基本的なワークとなっていますので、ウォーミングアップやトレーニングの中で取り入れてみてください。

有吉選手にもお伝えした体幹を鍛える方法が詳しく知りたい方は
間違いだらけの筋力トレーニング】をご覧ください。

体幹を鍛える時にやってはいけないことやパフォーマンスを鍛えるために知っておかなくてはならないことなど今なら無料で学ぶことができます。
metaaxis.co.jp/pdf/

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