歩く時にふとつま先が外を向いてガニ股で歩いてしまう。
膝が内側に入って内股になってしまう。
そういった方は靴の底を見てみてださい。
靴底の外側がすり減っていませんか?
もしそうなら、実はそれがO脚やX脚の原因となっている可能性が高いです。
なぜ、靴のすり減りとO脚、X脚が関係あるのでしょうか?
O脚、X脚になるメカニズム足裏の関係
そもそもの話になりますが、O脚やX脚は具体的にどのような状態になっているのでしょうか。
まず、O脚について解説をしていきたいと思います。
O脚になっている方の脚は膝と膝の間が付かず、拳くらいのスペースが出来てしまっている状態のことを指します。
これは、膝下から足首まである骨(脛骨と腓骨)が外側に捻れ、太ももの骨(大腿骨)も引っ張られて外側に捻れているという状態です。

X脚はO脚とは反対に膝と膝のスペースが全くなく、くっ付いてしまっている状態のことを指します。
具体的にいうと膝下から足首まである骨が外側に捻れ、太ももの骨が内側に捻れてしまっている状態のことを指します。

O脚とX脚のいずれにしても、膝下から足首までの骨が外側に捻れてしまっていることが共通しています。
膝下から足首までの骨が外側に捻れてしまうと、それに伴って足裏の外側の方へ体重がかかり、足裏のアーチが潰れた形になります。
O脚やX脚の人が靴底の外側がすり減っている人が多いのは、こういったメカニズムによって足裏のアーチが潰れてしまい、足の外側に体重が偏ってかかるようになるからなのです。
O脚、X脚を整える足裏の2つの筋肉
では、どのようにすればO脚やX脚は解消することが出来るのでしょうか。
脚の捻れをとっていくにあたって重要になってくるのが、足裏のアーチを再び作っていくことになります。
足裏のアーチを作ることによって、足裏の中央に体重がかかるようになり、それに伴って膝下から足首までの骨の捻れも解消できるようになります。
具体的には、足裏のアーチを作っている筋肉は2つありますので、それらの筋肉(腓骨筋と後脛骨筋)の余計な緊張を取り、その上で働くようにしていくことが必要です。

足裏の筋肉を整えていくワークは以下の通りになります
・足指を除いた足裏の長さの真ん中で土踏まずの中央を押さえる。
・押さえながら足指を握ったり、開く運動をする
・10回ほど行い、反対の足も行う。
動画はこちら
このワークを行うことによって、足裏の筋肉が整い、アーチが作られるようになります。
アーチが作られれば、膝下から足首までの骨の捻れもなくなりますので、O脚やX脚を解消することが出来るようになります。
股関節を使えば足裏が整う
先ほどのワークでも効果はあるのですが、合わせて股関節も使えるようにしていくと、さらに効果的なります。
股関節には、大腰筋という体幹のインナーマッスルが付いています。

この筋肉は、いくつかの筋肉を介して足裏のアーチを作っている腓骨筋や後脛骨筋と繋がっています。

ですから、股関節を同時に使えるようにしていくことで、足裏の筋肉が働きやすくなり、足裏のアーチが作りやすくなります。
股関節を使えるようにしていくワークの動画はこちら
このワークを行うことによって、大腰筋が働き足裏の筋肉が働きやすくなります。
先ほど紹介した足裏のワークと合わせて行うと、より効果的にO脚、X脚が解消できますので、この2つのワークを合わせてワークをやってみてください。
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