ぽっこりお腹撃退法
〜みぞおちをほぐせば、お腹は引き締まる〜

お腹を凹ませて引き締まった腹筋を手に入れるために、腹筋をやっているけどなかなか効果が出ない。
ぽっこりしたお腹をどうにか解消したい。

そんな悩みを持っている人は、もしかしたら腹筋トレーニングで下腹部に効かず、みぞおち付近にばかり効いていませんか?

もしみぞおちに効いているとすれば、それだとなかなか効果は出ません。

引き締まった綺麗な腹筋を手に入れるにはみぞおちではなく、下腹部に効くようにトレーニングをしていく必要があるからです。

そして、そのためには腹筋をする前に、「お腹」をほぐすことが重要になってきます。
お腹をほぐすことで効果的に下腹部に効かせることができるようになります。

みぞおちが固まるとお腹が引き締まらない

腹筋をしても下腹部に効かないといった人に共通しているのがお腹が固いということで、中でもそういった方はみぞおち付近が固まってしまっているケースが多くみられます。

みぞおちが固まってしまう理由はいくつかありますが、よくあるものとしては、3つあります。

1.猫背や反り腰などの不良な姿勢
2.食べ過ぎや飲み過ぎなどの食事の乱れからくる内臓の疲れ
3.精神的・肉体的なストレスによる自律神経の乱れ

心当たりのある方は試しにヘソから指4本上のみぞおちやその周辺を押してみてください。
固くなっていたり、中には押すと痛かったという人もいたとも思います。

ここの部分が日頃から常に固まってしまっている人は、みぞおちにある腹筋(腹直筋)が緊張してしまっている状態です。

そのように腹筋が緊張してしまっている状態で下腹部を凹ませるために腹筋トレーニングを行ってしまうとどうなると思いますか?

イメージはなんとなくつくかと思いますが、トレーニングを行う前からみぞおちが固まっているので、腹筋トレーニングしてしまうと下腹部に効かせる前に腹筋が疲れてしまいます。
これが腹筋をしても引き締まったお腹にならない理由です。

これを解消するためには腹筋トレーニングの前に、みぞおちをほぐして余計な緊張を取っていく必要があります。

そして、ほぐしたあとに脇と股関節を使って腹筋ができるとさらに効果的です。

なぜ脇と股関節を使うのか?

脇の下の筋肉である前鋸筋という筋肉はお腹を引き締める脇腹の筋肉(腹斜筋)とつながりを持っています。

また、股関節についているインナーマッスル(大腰筋)は、同じくお腹を引き締める役割を持つ筋肉(腹横筋)とつながりを持っています。

そのため、お腹をほぐしてから脇と股関節を使えるように刺激をしてから腹筋を行うとより効果的にお腹を引き締めることができるようになります。

きちんと腹筋に効かせるための3つのワーク

まずは、ワークの効果を感じやすくるためにツイストの腹筋を行なっていきましょう。

このときに動きやすさやどの部分に効いているのかをはっきりと覚えておいてください。

みぞおちをほぐす

1.へそから指4本上のみぞおちに指を当てる。
2.息を吐きながら、背中を丸め、指を奥に入れていく。
3.背中を丸めたまま、指でグリグリとほぐす。
4.鼻で息を吸いながら背骨を戻す。
5.これを3回ほど繰り返す。

参考動画はこちら

脇を刺激する

1.腕の付け根(図参照)を触る。
2.押さえながら腕を5回前に回す。
3.同様に後ろにも5回回す。

動画はこちら

股関節を刺激する

1.スタンスを腰幅に開き、つま先と踵を真っ直ぐにする。
2.ビキニラインの中央(股関節の付け根)を触る。
3.お尻を突き出し、お辞儀をしてもも裏の付け根を伸ばす。
4.もも裏の付け根の張りを感じながら身体を真っ直ぐに起き上がる。

動画はこちら

3つのワークが終わったら、再度ツイストの腹筋をやってみましょう。
脇と股関節のワークで押さえたポイントを近づけるようにやってみてください。

どうでしょうか?
さきほどよりも身体が動かしやすく、下腹部に効いていませんか?

みぞおちの緊張を取って、脇と股関節を使えるように刺激を入れたことで、効果的に下腹部に効かせることができるようになったかと思います。

ぽっこりお腹を解消したい。
引き締まった綺麗なお腹を手に入れたい。
そういった方は、腹筋の前に3つのワークをやると効果的に腹筋に効かせられますので、ぜひやってみてください。

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<保有資格>
JCMA認定体軸セラピスト
JCMA認定ヨガセラピスト
RYT200
NASM-PES
NSCA-CPT