こんばんは。
体軸コンディショニングの山川です。
体幹トレーニングという言葉が浸透してきてはや数年経ちますが、
(学校の授業を含め)体幹トレーニングをいままでやってきたことがない
という方はいないんじゃないでしょうか?
そして、体幹にも良い体幹と悪い体幹があるという情報も出回り始めましたね。
では早速確認してみましょう!
気をつけの姿勢で立ってみてください。
A:ピタッと一直線状でまっすぐ立っていますか?
B:まっすぐ立っていても、ちょっとだけフラフラっと揺れていますか?
これ、どちらが良いかというと…
ちょっとズルイですが、どっちも必要なんです。
Bの方が良いと選んだ方は、立派な体軸信者ですね笑
Aだった方はBにもなれれば良いし、Bだった方はAにもなれれば良いです。
私たちは建物構造によく例えるのですが、
Aは昔に作られた外側だけを固めた鉄筋コンクリートの剛構造、
Bは五重塔や最近ではスカイツリーでも採用されている心柱を使った柔構造、
この2つの構造に分けられます。
Aはアウターマッスルで外側からガッチリ固めて身体を支えており、
余計な緊張をし続けながら姿勢を維持している状態。
Bはインナーマッスルとアウターマッスルを必要最低限使いながら身体を支え、
崩れないように心柱としての体軸で姿勢を維持している状態です。
ただ、スポーツなどをする場合、
Aのガチッとした状態になる必要が出てきます。
特にコンタクトスポーツではガチッと固めないと怪我をしてしまいます。
ですが、Aのような剛構造のままぶつかると、
衝撃に耐えきれなかった時は身体のどこかに負担が集中して、
筋肉または関節の靭帯を損傷してしまいます。
そんな時にBのような柔構造の身体の状態が必要になります。
この状態になると、衝撃を分散することができるので、ケガや故障のリスクを減らすことができます。
なので、Bの柔軟性や弾力性がある状態で、
Aのように必要な分だけ固められる身体になることができれば最高ですね。
インナーマッスルとアウターマッスル、
どちらを鍛えれば良いかとかではなく、
どちらも共存できる身体の状態になるようにしましょう。
P.S. 体幹の弾力性を高めたい方はこちら…
Bのような弾力性のある身体かどうかを診断する方法と、
その状態になる調整の仕方を知りたい方はこちらがオススメです。
山川公平
統括マネージャー
学生と社会人でアメフトをしていたおかげで、
太っても痩せても見た目は体育会系。
運動は好きだけど汗をかくのは嫌い、
スポーツは観戦するよりやりたい派、
だけど趣味は映画と漫画のインドア派、
という変わった人。
それもあってジムには行かず、
日常生活の動きの中で身体を鍛えている
やっぱり変わった人。笑
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