腰の痛みには裏ももほぐしが効く

仕事で疲れると腰が痛くなる。
寝て起きた時にふと腰に痛みを感じる。
普段から腰に張りを感じることが多い。

こんな症状が出た時、身体を少し動かしてストレッチしたり、整体に行ってマッサージしてもらうものの、すぐに元に戻ってしまうことってありませんか?

そんな慢性的に腰に痛みを抱えているという方は、裏ももをほぐすことが効果的です。
裏ももをほぐすことで、腰の筋肉の緊張がなくなって、痛みを和らげることができるのですが、一体なぜなのでしょうか?

慢性的に腰が痛い人の特徴

慢性的に腰が痛い人の身体を診てみると、骨盤から首にかけてついている背中の筋肉(脊柱起立筋)が固まっていることがほとんどです。

この背中の筋肉が固まってしまうと、骨盤が前傾し、反り腰気味になってしまいます。

反り腰の状態になってしまうと、腰の筋肉(腰方形筋)への負担が大きくなるので、腰の痛みに繋がります。

思い当たる節がある方は、仰向けに寝た状態で、両手を腰の下へ入れてみてください。

腰が痛い方や普段から腰に張り感を感じることが多い方は、手がすんなりと入るはずです。

これは、背中の筋肉が固まっていることによって、骨盤が前傾し、反り腰気味になってしまっているからなのです。

背中の筋肉と関係が深い腎臓

背中の筋肉が固まるよくある原因として挙げられるのが、腎臓が疲れて固まっているということです。

腎臓は背中の筋肉と非常に近い位置にあり、密接な関係を持っています。

ですので、食生活やストレスなどによって、腎臓が疲れて固まってしまうと、近くにある背中の筋肉も影響を受けて固まってしまい、腰の痛みに原因となってしまいます。

裏もものツボをほぐせば腰の痛みが解消される

腎臓は身体の奥にある内臓になりますので、腎臓が原因となっている場合、なかなか直接ほぐすことは難しいです。

そこで、腎臓に関係する裏もも近くにあるツボをほぐすことで、腎臓の疲れを取ることができます。

このツボの付近には腎臓とつながっている血管(内側膝下動脈)が通っています。

ですので、ツボをほぐすことによって、血流が良くなり、腎臓の機能を高めることができます。

また、裏ももの筋肉(ハムストリングス)は背中の筋肉とつながっているため、裏ももの筋肉をほぐすことで背中の筋肉の緊張を取ることができ、反り腰を解消することができます。

ツボの見つけ方は以下の通りになりますので、やってみてください。
・内くるぶしから膝に向かって真上にたどる。
・膝関節の内側からたどり、内くるぶしとぶつかる場所を見つける。(画像参照)
・そこを痛気持ちいい程度にほぐす。

ほぐし終えたら試しにちょっと身体を動かしてみてください。
腰の痛みや張り感がなくなっていたり、和らいでいませんか?

これは、裏ももをほぐすことによって、腰の痛みの原因となっている腎臓や背中の筋肉の固さがなくなって、腰の負担が軽減したためです。

このように直接腰をほぐさずとも腰とつながりがある場所をほぐすことよって、痛みが解消されたり、和らいだりすることがあります。

慢性的に腰の痛みに悩まされている方は、ぜひ試してみてください。

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<保有資格>
JCMA認定体軸セラピスト
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