こんにちは、理学療法士の中山です。
口呼吸に比べて鼻呼吸はウイルスの侵入を防げたり
こどもの免疫を上げる効果があります。
しかし、ただ鼻呼吸をすれば良いのかというと
そうではありません。
では、どうすれば良いのでしょうか?
一緒にみていきましょう。
〔鼻呼吸と免疫の関係〕
必ずそう、というわけではありませんが
口呼吸は胸、鼻呼吸はお腹が膨らみやすいとされています。
いわゆる胸式呼吸、腹式呼吸というものです。
このうち、腹式呼吸ではお腹を伸び縮みさせることにより
腸の活動を活発にさせることができます。
腸には様々な免疫ホルモンがあり、
全体の7割はこの腸に集まっています。
そのため、腹式呼吸により腸の動きを良くすることができれば
身体の免疫力向上を期待できるようになるのです。
〔やればいいとは限らない〕
とは言うものの、ただ鼻呼吸をすれば
腸の動きが良くなるかと言えばそうでもありません。
先にも少し書きましたが、必ずしも
鼻呼吸=腹式呼吸ではないからです。
鼻呼吸をしても胸の方しか広がらないという方もいます。
このような状態は、腹式呼吸に必要な横隔膜が
うまく使えていない場合に多いです。
横隔膜をうまく使いつつ、
腹式呼吸ができるようになるには
次に紹介する体操がおすすめですので
試してみてください。
〔横隔膜をうまく使いながら腹式呼吸をする方法〕
・まずはお腹に手を当て深呼吸をし、なんとなく今の状態を覚えておく。
・おへそから指4本分上のところに片手を当てる。
・反対側の背中のところにも片手を当てる。
・手を当てたところから背骨を前後左右、ねじりの方向に5回ずつ動かす。
・再びお腹に手を当て深呼吸をして確認してみる。
動画はこちら
いかがでしょうか?
最初の状態と比べてお腹が膨らみが
確認しやすかったと思います。
腸の動きが悪ければ免疫ホルモンも
同時に活動は落ちてしまいます。
このような何気ないことからも
免疫を高めることは可能ですので
ぜひ、試してみてください。
中山照教
JCMA認定体軸セラピスト
パームセラピスト
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