最近、在宅勤務になり、デスクワークをする中で目の症状も感じていませんか?
もしかしたら、その目の疲れは首こりや肩こりに関係しているかもしれません。
「首こり肩こりと目の疲れがある」と思った方は、その関係性と解決策を一緒に見ていきましょう。
目の動きには首が関係する
目の動きには、実は首の筋肉が関係しています。
首の筋肉の中でも後頭部と首の間のいわゆる首の付け根の筋肉(後頭下筋:こうとうかきん)が目の動きと深く関係しています。
この首の付け根の筋肉が緊張して固くなると、目も動きも悪くなって疲れやすくなります。
もし首の付け根の筋肉が影響して目の疲れが起こっていれば、その目の疲れを取るには首の疲れの筋肉をほぐす必要があります。
さらに、首の付け根の筋肉はその表面にある背中の筋肉(脊柱起立筋:せきちゅうきりつきん)と繋がりがあり、その背中の筋肉は肩の筋肉(僧帽筋:そうぼうきんや肩甲挙筋:けんこうきょきん)へと繋がります。
この首から背中、肩の筋肉はつながりがあるため、首の筋肉が固くなることで肩こりも引き起こします。
つまり、肩や背中の筋肉に余計な力が入りすぎると首の筋肉も固くなりやすく、そうするとますます目の疲れも強くなってしまうのです。
みぞおちをほぐすと首の動きが良くなる
シンプルにいうと、首の付け根の筋肉をほぐすことが目の疲れの解消になります。
ただ、首の付け根の筋肉が固くなるのは背中の筋肉が影響しやすいことから、「みぞおちをほぐす」ことをぜひ試してみてください。
背中の筋肉に力を入れてみると、背中が反るような姿勢になりますが、そうするとみぞおちも張って固くなります。
そこで、みぞおちをほぐして背中の余計な力を減らすことができるのです。
それでは、具体的にどうやってみぞおちをほぐすのか解説しましょう。
みぞおちをほぐす運動
1.みぞおちをさわる。
2.さわったまま、身体を丸めたり反らしたりする。
3.さわったまま、身体を左右へ倒す。
4.さわったまま、身体を左右へひねる。
5.それぞれ10回ずつ繰り返す。
デスクワークをするとき、姿勢をよくしようとすると背中の筋肉に力が入りやすいため、このみぞおちをほぐす運動は効果的なことが多いです。
そんなときはこのみぞおちをほぐす運動をして背中の筋肉の力を抜き、結果的に目の疲れも解消していきましょう。
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<保有資格>
・理学療法士
・JCMA認定体軸セラピスト
医療−介護−障害福祉の事業をする会社のマネージャー職。
理学療法士、ピラティス、体幹トレーナー、第1種衛生管理者で動きの専門家。
ビジネス全般、IPO、M&A、組織作り、育成・教育。ビジネスができる身体を。
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