ハイハイが良いと言われる理由

こんにちは
理学療法士の中山です。
 
ハイハイ(四つ這い)は運動に良いと言われていますが
これにはある3つの理由があるのをご存知でしょうか?
 
そして、このハイハイですが、あるコツを踏まえてやることで
もっと効率良く行うことが出来るようにもなります。
 
いったいなぜこの運動が良いとされているのか?
 
その理由と効率良く行う方法について
一緒に見ていってみましょう。
 
 
〔ハイハイはちょうど良い全身運動になる〕
 
 
ハイハイがちょうど良い全身運動になる理由としては
 
・腕ー体幹ー足を連動させて使える=全身運動
・スピードの調節がしやすい=ゆっくりでもできる
・自重による負荷=負荷がキツ過ぎずちょうど良い
 
という3点が挙げられます。
 
加えて言うと、ハイハイは生後数ヶ月の
こどもでもできる運動です。
 
しかも、この運動は歩く、走る、跳ぶ、投げるなど
他の運動へも影響していくものとなります。
 
そのため、比較的簡単な運動なのに
全身を使えて他の運動にも
影響させやすい運動だということです。
 
 
〔ただやるだけではもったいない〕
 
 
そんなハイハイですがただやるよりだけでは
ちょっともったいないです。
 
ハイハイでは腕は前鋸筋、足では大腰筋という筋肉を
うまく使うことで連動性が良くなりスムーズに動けます。

ですので、先にこれらの筋肉をうまく
使えるようにしてから行うと良いです。
 
次に紹介する体操で簡単に使えるように
なるので試してみてください。
 
 
〔体幹の筋肉が使いやすくなる背骨体操〕
 
・座った状態で、おへそから指4本上のところを押さえる。
・背中側も同じところを押さえる。
・押さえたまま背骨を前後左右に5回ずつ動かしていく。
 
動画はこちら

https://youtu.be/TZDr1ZVrxW8 
 
 
この体操では体幹の筋肉である
横隔膜が使いやすくなります。
 
横隔膜は上は前鋸筋、下は大腰筋へと
繋がる筋肉でもあります。
 
そのため、この筋肉を使いやすくすることで
先程の2つの筋肉を使いやすくすることができます。
 
もし、お子さんがこの体操をまだ行えないようであれば
体操で押さえるお腹と背中部分を
やさしく10秒程なでてあげると良いです。
 
ぜひ、試してみてください。

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中山照教

理学療法士
JCMA認定体軸セラピスト
パームセラピスト