stay homeで運動の機会が減ってしまい、ニュースでも自宅で腹筋トレーニングをしている方が増えていると報道されていました。
でも、お腹を凹ますために腹筋トレーニングをやってはみるものの、なかなか効果が出ない、、、
という方はいませんか?
そんな悩みを持ってる方は、もしかしたら腹筋トレーニングで下腹部には効かず、みぞおち付近ばかりに効いているのではないでしょうか?
これではなかなかお腹は凹みません。
これを解決するために重要になってくるのが腹筋トレーニング前に「お腹」をほぐすということです。
すると下腹部にしっかり効くようになります。
みぞおちが固いとお腹は締まらない
なぜ下腹部に効かないのか。
それにはお腹の固さが関係していて、お腹でも特に固まりやすいのがみぞおち付近です。
猫背や反り腰などの悪い姿勢。
食べ物や飲みものの過剰摂取やバランスの悪さからくる内臓の不調。
精神的・肉体的ストレスによる自律神経の乱れ。
など様々な原因があるのですが、みぞおちはとても固まりやすい場所です。
試しにヘソの指4本上のみぞおちやその周辺を押してみてください。
痛くないですか?
仕事で疲れたり、体調不良とかで体がグッタリしてる時はみぞおちが結構ガチガチに固まります。
それくらいみぞおちは不調や不具合に反応しやすい場所なのです。
ですので、ここはとても固まりやすい場所なのですが、ここが慢性的に固まってる人は、みぞおちにある腹筋(腹直筋)が常に力が入った状態にあります。
そんな状態で下腹部を狙った腹筋トレーニングをするとどうなるでしょうか。
なんとなく想像できると思いますが、腹筋トレーニングをやる前から腹筋、特にみぞおち付近に力が入った状態なので、そこに腹筋を緊張させるトレーニングをしたら、みぞおち付近は即悲鳴をあげ、下腹部に効く前に疲れてしまいます。
これが下腹部に効かない原因です。
なので、これを解決するには腹筋トレーニング前にみぞおちをほぐし、腹筋の余計な緊張を取っていく必要があります。
そして、その後に股関節を脇を意識できると効果的です。
股関節と脇を使えば下腹部に効く
股関節にある体幹のインナーマッスル(大腰筋)は、いくつかの筋肉(横隔膜)を介して、お腹に圧をかけて凹ます役割のある筋肉(腹横筋)と。
脇にある脇の下の筋肉(前鋸筋)は脇腹の筋肉(外・内腹斜筋)を介して同じくお腹を凹ます筋肉(腹横筋)と繋がります。
そのため、腹筋トレーニングをやる前にこの2つのポイントを刺激して使いやすくしてあげると、腹筋トレーニングで下腹部に効かせる事ができるのです。
腹筋トレーニングを効果的にする3つのワーク
みぞおちほぐしをやった後に股関節を脇を刺激します。
まずは今の状態を確認するために、ツイストの腹筋をやってみましょう。
この時のツイストのやりやすさ。みぞおち付近の効き方を覚えておいてください。
次に3つのワークをおこないます。
①みぞおちほぐし
1.ヘソから指4本上のみぞおちに指を当てる。
2.そこをグリグリしながら身体を倒す。
②股関節を刺激する
1.足を腰幅に広げ、つま先を前に向ける。
2.鼠径部(恥骨の横)を触りながら股関節を曲げてお尻を後ろに引く。この時裏ももが伸びているのを感じる。
3.股関節を伸ばして元の体勢に戻る。
4.これを10回繰り返す。
③脇を刺激する〉
1.手の平で脇の下を触る。
2.そのまま腕を前後に5回ずつ回す。
では再度ツイストの腹筋をやってみましょう。
ポイントとしては脇と反対側の股関節を近づけるイメージです。
いかがでしょうか?
先ほどより動きやすく、下腹部に効いてると思います。
このように腹筋トレーニングの事前準備をしっかりおこなうと狙ったとこに効くので、stay homeで減ってしまった運動の機会を増やして、お腹を引き締めたいという方は3つのワークを是非やってくださいね!
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ヘッドトレーナー
<保有資格>
JCMA認定体軸セラピスト
JCMA認定ヨガセラピスト
RYT200
NASM-PES
NSCA-CPT
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