足首を回せば首の痛みは解消される

朝起きたら首が痛い。
動かそうとすると首が動かない。

そんな時は足首の固さが原因なのかもしれません。

一見、首と足首は関係なさそうに見えるかもしれませんが実は首と足首は深い関係しています。

首と足首がどう関係しているのか、今回は繋がりをわかりやすく解説していきます。

寝違えで痛める人の特徴

寝違えで首を痛める人の特徴として、よくあるのが2つの筋肉が固まっているということです。

1、首の前側の筋肉(胸鎖乳突筋)

多くの寝違えで痛める筋肉の第1位は首の前側の筋肉と言われています。

首の前側の筋肉は頭蓋骨から鎖骨や胸の骨(胸骨)に付着する筋肉で、首をひねる動きをつくる筋肉です。

もし寝違えた時、首をひねってみて首の前面〜側面が痛む場合、この首の前側の筋肉に痛みが生じている可能性が高いと言えます。

2、首の後側の筋肉(板状筋)

2番目に寝違えで痛めることが多いのはこの首の後側の筋肉です。

正確には首の後側の筋肉は頭板状筋と頚板状筋の2つ存在しますが、今回は寝違えで問題となる頭板状筋(頭側に近い場所)を挙げていきます。

頭板状筋は、後頭部から頚椎・胸椎に付着する筋肉で、首の前側の筋肉同様、首をひねる動きをつくる筋肉です。

もし寝違えた時、首をひねってみて首の後面が痛む場合、この頭板状筋に痛みが生じている可能性が高いと言えます。

ここまでは寝違えで痛みが生じる2つの筋肉についてご紹介しましたが、痛みが生じる筋肉と痛みの原因になっている筋肉は実は異なります。

次の身体の繋がりを理解する事で、痛みを引き起こす原因となる筋肉が分かるようになります。

ひねる動きをつくる身体の繋がり

実は人間の身体にはらせん状に繋がっている筋膜(筋肉を覆っている膜状の組織)のラインが存在しています。(スパイラルライン)

このラインでは身体の回旋動作(ひねる動き)の役割を持っていると言われています。

おおきな特徴として、身体の左右に存在し、身体を取り巻くように全身を包んでいるラインです。

実際の筋肉の繋がりを見ていきましょう。

筋膜の流れとして上から、

*首の後側(板状筋)

対側の肩甲骨の内側(菱形筋)

対側の脇の筋肉(前鋸筋)

対側の腹筋(外腹斜筋・内腹斜筋)

太ももの横(大腿筋膜張筋)

*スネの前(前脛骨筋)

*スネの外側(長腓骨筋)

太もも裏(大腿二頭筋)

お尻の靭帯(仙結節靱帯)

背中(脊柱起立筋)

これらの筋膜の繋がりから、首の後側の筋肉と足首の動きを制御しているスネ前の筋肉、スネの外側の筋肉に繋がりがあることがわかります。

実際に繋がりを体験する方法

1、首の後面を感じながら首を左右ひねって、いきにくい方を見つける。

2、同側のスネの外側(腓骨)をさするように5回なぞる。

3、同側の足首をゆっくりと大きく右回し5回、左回し5回する。

4、もう一度首を左右にひねってチェック。

いかがでしょうか?
先程よりも首がひねりやすかったかと思います。

これは身体の繋がりを踏まえたアプローチの一つになります。

このように、足首の固さやスネの前側、スネ外側の筋肉の働きの低下によって、首の後側筋肉)にも影響を与え、首をひねる動きに制限を起こしている場合があるのです。

身体の繋がりを理解する事で、一見関係の無いような場所に痛みを引き起こしていた原因があったりします。

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