巻き爪はこどもの頃からのある習慣が関係している

こんにちは、理学療法士の中山です。

爪のトラブルは意外とこどもにも多く、
巻き爪みたいになってしまうと痛みで思うように
走れなくなってしまいます。

日頃からの爪のケアも大事ですが、
もしかしたら、その巻き爪はこどもの頃からの
ある習慣が関係しているのかもしれません。

その習慣とはいったい何なのか?
一緒に見ていってみましょう。

〔姿勢が巻き爪と関係している〕

本来、立った姿勢のときの体重は足裏全体に
分散させるようにして立てるのが理想とされています。

しかし、姿勢が悪いと体重は足裏の
どこか一箇所に集まってしまいます。

ですので、姿勢が悪く足のつま先にばかり体重が
かかり続けてしまう状態が習慣化してしまうと、
巻き爪や外反母趾のような指先の変形を
引き起こしてしまうのです。

〔巻き爪を予防する良い姿勢とは?〕

先にも少し書きましたが、巻き爪のような状態は
立ったときの体重の偏りによって起きています。

ですので、これを改善するには足裏全体に
体重を分散させてあげる必要があります。

画像のように人間の足首から下の構造は内くるぶしを
頂点とした「へ」の字の構造となっています。

そのため、内くるぶしの下あたりに体重がかかることにより
つま先だけでなく、かかとの方にも体重がかかり
足裏全体で体重を支えることができるようになります。

足裏全体で体重を支えれるようになるには
足首の筋肉である後脛骨筋(こうけいこつきん)
という筋肉を使ってあげると良いです。

次に紹介する体操で簡単にできますので
試してみてください。

〔足裏が使いやすくなる足指体操〕

・足裏の真ん中を手で押さえる。
・押さえたまま10回指の曲げ伸ばしをする。

押さえる場所はこちら

動画はこちら
https://youtu.be/jFLP20ivyTw

足裏全体で体重を支えてあげることにより
つま先にかかる負担を減らすことができ、
それが指の変形や巻き爪の予防に繋がります。

つま先重心になっているこどもは意外と多いので
ぜひ、試してみてください。

The following two tabs change content below.

中山照教

理学療法士
JCMA認定体軸セラピスト
パームセラピスト