【みぞおちをほぐせば足のむくみがなくなる】

立ち仕事やデスクワークが多いと気になる症状の1つが足のむくみです。

足のむくみに対して、直接足のマッサージや運動をすることが多いですが、またすぐむくんでしまう、ということも少なくありません。

その場合は、直接足への対策をするだけではなく、足とは別の場所に対策をすると効果が見られる場合があります。

解剖学的に紐解きながら、解説していきましょう。

 

足から心臓までの通り道

足がむくむ理由の様々ですが、そのうち1つは足から心臓までの血管の通り道に何らかの問題があることです。
足から心臓までの血管の通り道に問題があると、その血流が滞るため、足に血液やリンパ液が溜まってしまいます。
これがむくんだ状態になります。

例えば、血管の上を通る筋肉が必要以上に固まってしまうと、血管が圧迫されるため血流が滞ってしまいます。
その場合は、血管を圧迫する固まった筋肉を解さなければ、足に直接マッサージなどの対策をしても効果があまりなくなってしまうのです。

足に直接対策するのであれば、心臓まで通り道を整えて血流の滞りをなくした上で、はじめて効果を最大限にすることができます。

足から心臓までの血管が通る場所

足から心臓までの主要な血管が通る場所は以下の通りです。

くるぶし

内もも

みぞおち

心臓

これらの通り道にある筋肉が硬くなってしまうと、血管が圧迫されてしまう可能性があります。
それぞれに対応する筋肉は以下の通りです。

ふくらはぎの筋肉(ヒラメ筋、腓腹筋)

内ももの筋肉(大内転筋)

みぞおちの筋肉(横隔膜)

これらの筋肉をほぐすことで、心臓までの通り道を整えることができます。

横隔膜をほぐす

これらの筋肉の中で、立ち仕事やデスクワークで固まりやすい筋肉はみぞおちの筋肉(横隔膜)です。

立ち仕事やデスクワークでは背中を反ったり猫背になったりすることで、みぞおちの筋肉が動かず固まりやすく、そうなることで血流が滞りやすくなってむくみます。

早速、みぞおちをほぐす運動を紹介します。

みぞおちの運動

1.みぞおち(おへそから指4本分上)を軽く押さえる
2.押さえたまま、軽く体幹を丸めるー反らす、左右に倒す、左右にひねるを5回ずつ繰り返す
3.みぞおちを押さえたまま、ゆっくり深呼吸を5回する

この運動をすることで、みぞおちのがほぐれ、血管の通り道の滞りが少なくなりやすいです。

実際にこの運動をする前と後では、足首の動きやすさも変わりやすいため、この運動の前に是非足首の動かしやすさも確認してみてください。

足のむくみは筋肉の動きも制限するため、足首が動かしやすいということは血流の滞りが減ってむくみにも影響が出るきっかけになっているということにもなります。

ぜひ、立ち仕事やデスクワークで足がむくみやすい場合は、直接足への対策をするだけではなく、みぞおちもほぐしてみてください。

 

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