こんにちは、
体軸コンディショニングのマネージャー山川です。
ストレッチやマッサージをしても、
股関節の詰まり感がなかなか無くならない…
このような悩みはなかなか絶えないですよね。
原因は様々ですが、今日はそのほんの一例をご紹介します。
まずは、股関節の運動についておさらいしましょう。
[働く筋肉での運動の違い]
例えば、股関節の屈曲運動では、
大腰筋と大腿四頭筋(主に大腿直筋)が働きます。
このとき、大腿四頭筋は膝関節の運動が主体となり、股関節の運動は補助的に働きます。
つまり、大腰筋が優先的に働く必要があります。
働く筋肉で動きの違いを体感してみましょう。
① 膝に手を置いた状態で立つ、座る。
② 股関節に手を置いた状態で立つ、座る。
おそらく②の方が動きやすかったと思います。
①が大腿四頭筋、
②が大腰筋を優先的に働かせている動作です。
このように、同じ動作でも使う筋肉で動きに違いが出るのです。
まずは股関節を機能的に使うために、
大腰筋が働く必要性を理解していただけたと思います。
では、胃の状態と股関節がなぜ関係があるのでしょうか?
[胃と大腿四頭筋の関係]
東洋医学で経絡という考え方があります。
経絡は、身体の表面に流れている気の流れであり、手足から12本のラインが流れていると言われています。
その12本それぞれが内臓に対応しています。
胃経は身体の前面にあり、
前脛骨筋、大腿四頭筋、腹直筋、大胸筋などの表面を流れています。
胃の状態が悪くなると、経絡の影響によって、
先ほどの筋肉の状態にも影響を及ぼし始めます。
つまり、身体前面のアウターマッスルの環境が変わり、
大腿四頭筋が働いてしまうことで、インナーマッスルである大腰筋が働きづらくなるのです。
このような観点から、
いくら筋肉調整や運動療法をしても、
なかなか良くならないことがあります。
[誰でもできる胃のセルフケア]
まずは胃のあたりをほぐしましょう。
押して痛みがある人は、優しくほぐしてあげましょう。
そのあと、押している手を押し返すようにお腹を膨らませて息を吸います。
膨らませた後は、息を吐いて身体の力を抜きましょう。
これを3回繰り返します。
股関節の調子が良くならないという方は、
筋肉や骨格に加えて、別の視点からも身体の状態を確認してみましょう。
もしあなたが、
・視点を変えつつ全身を評価する方法
・症状に捉われない調整方法
・業界未経験でも身体を調整する方法
などを身につけたいと思っているなら、
こちらでその方法をお伝えします。
↓
未経験でも確実に結果を出せるセラピストになる方法
*体軸コンディショニングの日々の活動をInstagramにて毎日更新しています。
体軸のInstagramをチェック
*過去の記事は以下のサイトで見れます。
http://taijikuconditioning.com/
最新記事 by 体軸コンディショニングスクール (全て見る)
- ビックボスの秘策⁉新庄監督から学ぶ姿勢の極意 - 2022年3月10日
- こどもの運動神経が良くなる肩甲骨の使い方 - 2022年3月8日
- 靴底で分かるこどもの歩き方の特徴 - 2022年2月22日