こんにちは
理学療法士の中山です。
この頃、こどもが今までならば
ならなかったケガが増えてると聞いています。
ステイホームによる単純な運動不足が原因の一つに
なっていることは間違いないと思われます。
ただ、他にも夏には欠かせないあのエアコンが
こどものケガの原因になっているかもしれません。
エアコンとこどものケガにいったい
どんな関係があるのでしょうか?
その対策と合わせて見ていってみましょう。
〔なぜ、エアコンがケガの原因なのか⁉︎〕
いまやエアコンは近年の異常気象などにより
真夏の熱中症の予防には欠かせない存在です。
大人と違い、熱の放散がまだうまくできない
こども達には特に必要なものとも言えるでしょう。
そんなエアコンですが、必要以上に温度を下げてしまうと
身体が冷えてしまい筋肉の血流量が下がってしまいます。
筋肉の血流量が下がってしまうと筋肉へ十分な栄養がいかず
筋肉の代謝が低下してしまいます。
その結果、身体が固くなったり疲れやすくなったりして
ケガ(肩こり、腰痛、骨折、肉離れなど)が起きてしまうのです。
また、筋代謝の低下は交感神経の活動を亢進させてしまい
自律神経のバランスも崩してしまいます。
〔冷えた身体は足裏からリセットする〕
冷えて固くなった身体は足裏の筋肉を
ほぐしてあげると良いです。
足裏の筋肉は筋膜という膜を介して
頭まで繋がっています。
また、これからほぐす足裏の筋肉は
ふくらはぎの筋肉でもあります。
ふくらはぎは第二の心臓とも言われるほど
血流に関わりの深い場所です。
そのため、足裏をほぐすのは全身の調整と
血流改善をするために適した場所なのです。
その足裏をほぐし方ですが、
次に紹介する体操で簡単に行えますので
試してみてください。
〔足裏がほぐれる足指体操〕
・足裏の真ん中を手で押さえる。
・押さえたまま10回指の曲げ伸ばしをする。
押さえる場所はこちら

動画はこちら
https://youtu.be/jFLP20ivyTw
ちなみに、ある報告によると室温とこどもの暑さの感じ方を
調べたところ、
エアコンの温度調整については、部屋の広さや
日の当たり方など環境によっても変わるため一概には言えません。
また、熱中症対策などもあってエアコンが
欠かせない存在であることも確かです。
ですので、ある程度身体が冷えてしまうのは
仕方のないことなのかもしれませんが、
その後のケアについては今回の体操などを参考に
ケガの予防などに役立てていただけたらと思います。
ぜひ、試してみてください。
中山照教
JCMA認定体軸セラピスト
パームセラピスト
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