股関節の引っかかりはみぞおちで解消

ものを取るときにしゃがむ、床に座る、というようなしゃがみ込むような動きは、1日の中で意外と多い動きでもあります。

そんなしゃがみ込む動きの中で「股関節が引っかかる感じ」がある人は「みぞおち」を押してみてください。

もし鳩尾を押して痛みや固さがある人は、それが股関節の引っかかりの原因となっているかもしれません。

みぞおちと股関節の関係性とその対策を一緒に見ていきましょう。

股関節が引っかかる原因

深くしゃがんだ時に股関節が引っかかる人の特徴として、太ももの筋肉(大腿四頭筋)を使いすぎてしまっているということが考えられます。

太ももの筋肉は歩く時や階段を上る時など足を上げる動きをする時に使われる筋肉ですが、大きな筋肉でもあるためこの筋肉を使いすぎてしまうと股関節が固くなってしまい、深くしゃがんだ時に引っかかる原因になってしまうことがあります。

深くしゃがむためにも、大きな筋肉ではなく、小さな筋肉、つまりインナーマッスルである股関節の付け根の(大腰筋)が重要になります。

股関節の引っ掛かりをなくすためには、この付け根のをしっかりと動かしていく必要があるのです。

付け根の筋肉を動かしていくためには、大腰筋を簡単に知っておくことがポイントです。

この大腰筋は、みぞおちから股関節の内側の付け根についています。

つまり、大腰筋を意識するためには、このみぞおちと股関節の内側の付け根をしっかりと意識して動かすことで、大腰筋を使っていくことができます。

股関節を動かすみぞおちと付け根の運動

みぞおちと股関節の付け根を使う運動を紹介します。

まずはみぞおちの運動を見ていきましょう。

みぞおちほぐし

1.椅子、もしくは床に座る。
2.へそから指4本上のみぞおちと反対側の背骨を触る。
3.みぞおちの力を抜きながら、背骨を前後・横・捻りと各3~5回ずつ動かす。

(参考動画)

付け根の運動

1.足を腰幅に広げ、つま先を前に向け、足の位置を揃える。
2.股関節のV ラインの真ん中(恥骨の横)を触りながら股関節を曲げてお尻を後ろに引く。この時裏ももが伸びているのと足の裏のアーチが引き上がっている感覚を確かめる。
3.股関節を視点に元の位置に戻っていく。
4.これを10回繰り返す。

この2つのワークをすることによって、みぞおちと股関節周りが意識され、インナーマッスルの大腰筋が動きやすくなります。

インナーマッスルが働くようになれば、大きい筋肉である太ももの筋肉の固さも減り、股関節が引っかかりなくスムーズに動かすことができます

股関節が引っかかる人は、ぜひみぞおちと股関節の付け根を意識していきましょう。

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Bodyline School 代表

<保有資格>
・理学療法士
・JCMA認定体軸セラピスト

医療−介護−障害福祉の事業をする会社のマネージャー職。
理学療法士、ピラティス、体幹トレーナー、第1種衛生管理者で動きの専門家。
ビジネス全般、IPO、M&A、組織作り、育成・教育。ビジネスができる身体を。