しゃがんだときの痛みの原因はお尻にある

しゃがんだときや自転車をこぐ時、股関節を曲げると脚のつけ根に痛みが出る、詰まるという方。

もしかしたら痛みの原因は、お尻の筋肉の固さが原因かもしれません。
なぜ、お尻の筋肉が固いと痛みが出るのか、一緒に見ていきましょう。

お尻の筋肉が固いと脚の骨がズレる?

股関節を曲げるときは、通常お尻の筋肉が伸びる必要があります。

しかし、お尻の筋肉が固くて伸びない場合、そのお尻の筋肉のせいで太ももの骨の頭の部分(大腿骨頭)が前に押し出され、関節がハマっていない状態になります。

そうなると、股関節を曲げていく際に太ももの骨の頭の部分(大腿骨頭)が骨盤の骨に当たってしまい、痛みが出るのです。

そこで、お尻の筋肉を伸ばすためには股関節を曲げる必要がありますが、それをやると痛みが出るので、お尻の筋肉を伸ばすストレッチが出来ないという状態かと思います。

その場合は、次のポイントを押す事をおススメします。

お尻の筋肉をほぐすときの押すポイント

太ももの骨に大転子という骨があります。骨は大きな部分ですので、触ってもらえたらすぐに分かります。

骨盤の横に手を当てたまま、その手を手のひら1つ分下にズラすと、少し出っ張った骨があります。ここが大転子という骨です。

この大転子の近くに太ももを外に回旋させる筋肉(深層外旋六筋)があります。
大殿筋という大きな筋肉の下にあるお尻の筋肉なので直接は触れませんが、強く押す事でほぐせます。

大転子の内側を直接押してほぐしましょう。この筋肉がゆるめば、太ももの骨(大腿骨頭)が前にズレなくなります。

ただほぐすだけではダメ

先ほどの筋肉をほぐすだけでは、またすぐに戻ってしまいます。
固くなっていた筋肉をほぐしたら、合わせて使ってほしい筋肉があります。

それが、内ももの筋肉(内転筋)です。

この筋肉は、股関節を外に回旋させる筋肉(深層外旋六筋)と薄い膜(筋膜)でつながっているので、外旋筋が固まって使えていないと、内ももの筋肉(内転筋)も使えていないことが多いです。

内ももの筋肉が使えていないままだと、また外旋筋が固くなってしまいます。
ですので、外旋筋をほぐした後は、この内もも(内転筋)の筋肉を使えるようにしましょう。

内転筋を簡単に使いやすくするワーク

以下は、右股関節が痛い場合の手順です。

・立った状態で、右脚を足幅2つ分くらい前に出す。
・右手をへそから指4本上の部分に当てる。
・股関節から身体を少し前傾させ、左手で右内ももを叩く。

たったこれだけで効果が持続します。

ほぐした上で、ワークを行うと痛みが和らぎ、しゃがみやすくなっているかと思いますので、ぜひやってみて下さい。

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