歩いているとすぐに足裏が疲れる。
外反母趾で痛みが出る時がある。
そんな悩みをお持ちの方は、自分の腰に手を当ててみてください。
もし、あなたの腰が反っているなら足裏の疲れや外反母趾の痛みに繋がっている可能性があります。
どういったことが解説していきましょう。
外反母趾の痛みを持つ人の足の裏の特徴
歩くと足裏がすぐに疲れてしまうという方や外反母趾で痛みが出る方の足を見たときに共通してるのが、普段から足の内側に体重が載っていて、足裏の土踏まず(内側縦アーチ)が潰れてしまっているということです。
足裏の土踏まずが潰れ、足の内側に体重が載っている状態になってしまうと、身体が連動して動いて骨盤が前傾するような姿勢になります。
なので、外反母趾の痛みをなくすためには、足裏の土踏まずのバランスを整えることも重要なのですが、それだけでなく同時に骨盤を整える必要があるのです。
従来のリハビリと痛みをなくすための正しい方法
外反母趾や扁平足など土踏まずが潰れている方が良く行う方法として、タオルギャザーというものがあります。
これは、足の指を使ってタオルを手繰り寄せ、潰れた土踏まずを復活させるというものがあります。
この方法を行った場合、足の指の筋肉(長母趾屈筋や長趾屈筋)が必要以上に働きやすいため、バランスをかえって悪くしてしまい、症状が悪化するケースがよくあります。


そこで重要になってくるのが、足裏のインナーマッスル(後脛骨筋や腓骨筋群)をバランスよく働かせるようにしていくということです。


また、それらの筋肉を働きやすくするためには、アーチの崩れによって起こった骨盤の前傾も同時に整えていく必要があります。
骨盤の前傾を整えるにあたって、重要になってくるのが、前傾する要因を作っている背中の筋肉や二の腕の筋肉(広背筋と上腕三頭筋など)といったアウターマッスルの緊張をなくすことです。


これは、骨盤から上腕骨(腕の骨)にかけて付着している広背筋と広背筋と繋がっているをしている上腕三頭筋をほぐすによって、骨盤の前傾が整うということに理由があげられます。
外反母趾を痛みを和らげるためのワーク
外反母趾の痛みを和らげるためのワークは2つあります。
まず1つ目は、
・腕の付け根(写真参照)を指でグリグリとほぐす。
・30秒ずつくらい両腕をほぐす。

ある方はテニスボールやストレッチポールに乗ってほぐして頂いても構いません。
2つ目は、
・足裏の中央を押す。(土踏まずの中央)
・押しながら足の指をグー、パーと10回ほど繰り返し動かす。
・左右両方の足を行う。
この2つのワークを行うことによって、骨盤が整い、足裏の土踏まずを復活させることができるようになります。
足裏の疲れや外反母趾の痛みに悩まされているといった方は、この2つのワークを行うことで痛みが解消されると思いますので、ぜひ行なってみてください。
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