寝ている時に足がつる。
ふくらはぎが重だるい感じがする…
そのような症状に対して、ストレッチやマッサージをしても症状が続くようなら、体幹のインナーマッスルが原因かもしれません。
直接の原因は内ももにある⁉︎
ふくらはぎにある神経(伏在神経)は、内ももにある神経(大腿神経)とつながっています。

内ももの神経の一部は内ももの筋肉(長内転筋、内側広筋、縫工筋)に囲まれた膜のトンネルを通って、ふくらはぎの方へと降りていきます。

そして、内ももの筋肉が固いと、神経を圧迫することがあります。
ですので、この内ももをほぐす必要があります。
しかし、ここだけ揉みほぐしても、すぐに元に戻ってしまう場合があります。
これは、なぜかというと、この内ももの内転筋とつながっているインナーマッスルまで固まっていることが多いからです。
骨盤にあるインナーマッスルを整える
骨盤にあるインナーマッスル(骨盤底筋)は骨盤の底についている筋肉で、トイレを我慢する時に自然と使っている筋肉です。

他にも内臓を支える役割があります。
内ももの筋肉が固まっていると、このインナーマッスルまで固まっていることがあります。
実際に、骨盤のインナーマッスルに力が入り続けていると、内ももの筋肉が伸びにくくなります。
立ったままでも、座ったままでも構いませんので、開脚をしてみて下さい。
・肛門をギュッと締めて開脚
・肛門のフワッと力を抜いて開脚
いかがですか?
フワッと力を抜くと、内ももの筋肉が伸びやすく、開脚がしやすいとか思います。
逆に肛門など骨盤のインナーマッスルに力が入っている、もしくは固まっていると、内ももの筋肉まで固まって開脚がしづらくなります。
ですので、この骨盤のインナーマッスルまでしっかりケアをする必要があります。
内ももの筋肉と骨盤インナーマッスルを鍛える
これらの筋肉、ほぐすだけではダメです。
ほぐれて筋肉が伸びた状態でも力が入るようにする必要があります。
骨盤のインナーマッスルや内ももの筋肉の緊張が落ちたままだと、かえって膝やふくらはぎに負担がかかってしまうことがあります。
次の運動をすることで、筋肉を伸ばしつつ鍛えることと、短縮させた状態で力を入れることも出来るようになります。
・脚を開いた状態で立つ。
・しゃがむ時は、肛門の力を抜くことを意識してやってみると、内ももの筋肉は伸びやすくなります。
・しゃがんだ状態から立つ時は、肛門の力を入れると、内ももに力が入ります。
実際の動画はこちら
これをやることで、足がつる事や膝下から内くるぶしにかけての重だるさは減っていきます。
ほぐすだけでなく、筋肉が伸びた状態でもしっかり筋肉を使うことが大事です。
是非、試してみて下さい。
身体のつながりを学べる
【筋膜アナトミー】
【間違いだらけの体幹トレーニング】
【体幹の強さを判断する方法】
などは、こちらから無料でダウンロードできます。
metaaxis.co.jp/pdf/
最新記事 by 体軸コンディショニングスクール (全て見る)
- ビックボスの秘策⁉新庄監督から学ぶ姿勢の極意 - 2022年3月10日
- こどもの運動神経が良くなる肩甲骨の使い方 - 2022年3月8日
- 靴底で分かるこどもの歩き方の特徴 - 2022年2月22日