赤ちゃんの寝返りで大切なこと

こんにちは
理学療法士の中山です。

寝返りは赤ちゃんにとって
初めての全身を使った大きな動きです。
 
この寝返りですが、1回できるようになっても
そのあとは中々続かずうまくいかなかったりしますよね。
 
今回は、この寝返りが、
 
・どのようにして出来るようになっていくのか
・どんなお手伝いをしてあげれば良いのか
 
について一緒に見ていってみましょう。

〔寝返りが起きる過程〕

一般的には寝返りは、
首すわり(3ヶ月)→寝返り(5-6ヶ月)→お座り(6ヶ月)
という流れの中で獲得する動作となっています。

(もちろん何ヶ月かの時期については、こどもによって
多少前後しますので少し遅れていても大丈夫です。
気になる方は専門機関にて相談してください。)

この寝返りは足だけでも手だけでも出来ないため、
寝返りが出来るようになったときは
胴体(体幹)の機能が発達・成長してきた証となります。

ちなみに、この寝返りは周りの様子が気になって
身体をねじってみたり、片足を持ち上げた勢いで
たまたま出来たなど最初は偶発的に起きるようです。

〔寝返りのサポート方法〕

寝返りは初めは偶然出来たという程度ですが、
周りが手伝ってあげることにより、その動きを覚え
身体が動かしやすくなるとされているため、
手伝ってあげることはおすすめです。

動きの順番としては、
大人が上半身→下半身の順に動くのに対し、
赤ちゃんは下半身→上半身の順に動きます。

ですので、赤ちゃんが片足を上げ
寝返る方向に足をねじった後に、
お尻を優しくころがすように
押してあげると良いでしょう。

〔さらに寝返りをうまく出来るようにするコツ〕

赤ちゃんの寝返りは、初めは
うまく身体をねじることができないため
胴体部分が固くうまくころがれません。

この胴体部分のねじれは
繰り返し寝返りを行っていく中で、
腰→胸→首と下から順番にねじっていくことで
うまく出来るようになります。

特に次の画像に示すポイントを10秒ほど
優しくさすったあとに寝返りを促してあげると
よりスムーズに行えるようになるので試してみてください。

この画像の黄丸のポイントは単に
ねじれの起きやすい場所というだけでなく、
寝返りに必要なねじれを作ってくれる
筋肉がある場所でもあります。

そのため、この部分をさすってあげることにより
さらに効率的に寝返りを促せます。

また、この他にも見ていて
「この部分が固いな〜」
と思う部分があればそこを優しく
さすってあげることもおすすめです。

ぜひ、試してみてください。

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