こどもの足を速くするために必要なこと

こんにちは、理学療法士の中山です。

こどもの足を速くするために、
とにかく手を振ればとか
足をあげればとか色々ありますが
実際のところどうでしょうか。

正直言って、あまり変わらないことが多くないですか?

フォームを直せば速くなりそうなものですが、
何故、このようなことが起こるのでしょうか。

今回はその理由と解決方法について
一緒に見ていってみましょう。

〔フォームを変えても速くならない2つの理由〕

主な理由としては2つ挙げられます。

1.手足が力み過ぎてしまった

使い方を変えようとした結果、無駄に力んでしまい
動きがぎこちなくなったというパターンです。
(手足を大きく振る、速く動かそうとするなど)

この場合は、からだに無駄な力みが入りすぎてしまい、
逆に力が伝わりにくくなったり、
動きのキレが落ちてしまうことをよるものです。

この「1の理由」が起きてしまう原因としては
次に紹介する「2の理由」があります。

2.そもそも使いたい筋肉が使えていない

この場合だと、どんなにフォームを変えようが
足を速くすることは難しいです。

しかし、安心してください。

走ることが出来ている以上、
完全に機能していないということは
ほぼあり得ません。

ただ、使いにくくなっている
という可能性は大いにあります。

たいていの場合はこの理由のうち、
どちらか1つだけが起きているというよりは
両方が混合して起きている場合が多いです。

ですので、この2つは同時に解決してあげると良いです。

次はこの解決方法について、見ていきましょう。

〔フォームを変えるよりも先にやってほしいことがある〕

フォームの修正は大事です。

ですが、それよりも先に使いたい
筋肉を使えるようにすることが必要になります。

足の速さでいうと、もも裏にある
ハムストリングスという筋肉です。

アクセル筋と呼ばれることでも有名な筋肉ですね。

この筋肉を使えるようにするには次に紹介する
体操がおすすめですので試してみてください。

〔アクセル筋が使いやすくなるおじぎ体操〕

・立った状態で、肩幅程度に足を開く。
・足の付け根(ソケイ部)に手を置く。
・お尻を後ろに突き出すようにしておじぎをする。
・裏ももの伸び感を感じたら、お尻を締めるようにして身体を起こす。
・これを5回行う。
 
動画はこちら
http://youtu.be/LOyPQF7EGmA

今回のように、こどもの足を速くしようと
フォームを直そうとすることはよくある話です。

ただ、それだけではなかなか
うまくいかないということも多い話です。

そういった場合はこの体操を取り入れることで
より確実にこどもの足を速くして
あげることができるかと思いので、

ぜひ、試してみてください。

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中山照教

理学療法士
JCMA認定体軸セラピスト
パームセラピスト