赤ちゃんのつかまり立ちを足裏からサポートする

こんにちは、理学療法士の中山です。
 
赤ちゃんのつかまり立ちって成長が見えて嬉しい反面、
コケて頭でも打つんじゃないかと不安になったります。
 
そんな赤ちゃんのつかまり立ちですが、
実は足裏のあるポイントをほんの少しサポートしてあげるだけで、
赤ちゃんの立ち上がりを助けてあげられます。
 
今回は赤ちゃんの立ち上がりの過程と
そのサポート方法について
一緒に見ていってみましょう。
 
 
〔つかまり立ちはいつから?〕

赤ちゃんの発達過程での、つかまり立ちは
ハイハイの後に獲得されるものとなっています。

ですので、時期的には生後9ヵ月頃です。

しかし、実際にはハイハイより先に
つかまり立ちを行う赤ちゃんも多く、
早いと6ヵ月ぐらいでつかまり立ちを
行うようになる赤ちゃんもいます。

つかまり立ちを早く行うこと自体は問題ありませんが、
早すぎると足の力がまだ未発達なため、
こけて頭を打つなどケガのリスクが高まるため注意が必要です。

〔赤ちゃんの立ち上がりの過程〕

このつかまり立ちが起こる過程で
重要とされるのが環境です。

ベビーベッドの柵のように
つかまりやすいものがあると
比較的早く立ち上がるそうです。

この過程の中で、初めは腕の力で
立ち上がろうとする赤ちゃんですが、
慣れてくるとだんだんと腕の力ではなく
足を使って立てるようになってきます。

しかし、まだまだ「立てる」ことに
不慣れな赤ちゃんは何度もころんでしまいます。

というのも、赤ちゃんにとって足裏で体重を支えることは
「立てる」ことによって初めて得られた感覚なので、
どこで体重を支えれば良いのかがまだ分からないからです。

では、どこで体重を支えてあげたら良いのかというと、
基本的には足裏全体で支えられると良いです。

それには次の方法がおすすめですので試してみてください。

〔足裏が使いやすくなる足裏もみ〕

足裏全体に体重を支えると言っても、
まずは体重がくるぶしの下あたりに
落ちてくるようにしてあげる必要があります。

と言うのも、画像のように足の構造は
「へ」の字のようになっているため、
この頂点にうまく体重が落ちてくることで
足裏全体に体重がかかりやすくなるからです。

ですので、このサポート方法としては

・画像の黄色丸部分あたりを優しく10秒ほどもむ。

たったこれだけですが、このようにしてあげると
もんだ部分が意識しやすくなり体重がかけやすくなります。

赤ちゃんにとって「立った姿勢」は
今までの姿勢の中で最も不安定な姿勢です。

身体のコントロールをするのも精一杯なはずですので、
足裏の感覚を少し整理してあげることは
赤ちゃんの身体にとっても良いことだと思います。

ぜひ、試してみてください。

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