現代病と言われる肩こり。
特に女性にとって肩こりは厚労省の国民生活基礎調査でも、1位の自覚症状として挙げられます。
そんな肩こりを解消しようと日々ストレッチやマッサージをしてもなかなか良くならないということも少なくありません。
そんな時は「脇を回す」と解消されやすいです。
肩こりの原因
肩こりは筋肉で言うと、背中から首の付け根、肩にかけての筋肉(僧帽筋、菱形筋)が多いです。

仕事や家事、育児で無意識に肩が上がってしまっていることがあると思いますが、そのとき主に使っているのがこの僧帽筋や菱形筋になります。
肩が上がった状態のまま作業を続けてしまうことで、この僧帽筋や菱形筋を常に使っている状態になり、その影響で肩こりになります。
これを解消するためには、僧帽筋や菱形筋をリラックスさせる必要があり、そのためにストレッチやマッサージをするわけです。
ただ、実際にストレッチやマッサージをしても肩こりは一時的に解消されるものの、またすぐに症状が戻ってしまうことが多くないでしょうか?
これは、ストレッチやマッサージによって使ってしまっている筋肉をリセットするだけで、その筋肉を使ってしまう習慣、身体の使い方自体は変わっていないからです。
せっかくリセットしても、その筋肉を使ってしまえばまた同じように肩こりになってしまいやすいです。
肩が上がってしまう身体の使い方を変えるために、「脇を回す」があります。
肩こりと脇の関係
肩こり解消に効果的な「脇を回す」こと。
これは、脇の筋肉である「前鋸筋」がポイントとなります。

前鋸筋は肩甲骨を下へ引き下げる、外側へ開く動きに関わりますが、つまりは肩を下げる働きです。
肩が上がることで僧帽筋や菱形筋が使われてしまい、肩こりになりやすかったですが、前鋸筋をしっかりと使えることで、肩が上がらない身体の使い方になり、肩こりになりにくくなります。
脇を意識することは、おそらくほとんどの人が今までしてこなかったことであるため、その最初のステップとなる「脇を回す」ことをまずはやっていきましょう。
<脇を回す運動>
この運動をすることで脇の筋肉を使うスイッチとなるため、肩の動きが肩が上がる動きではなく下がる動きに変わります。
これだけの運動でも、肩が上がりやすい人はバンザイのしやすさ、腕の回しやすさが変わると思います。
肩こりは現代病と言われるほど、多くの方を悩ませる症状ですが、まずは脇を回してその肩こりを解消していきましょう。
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<保有資格>
・理学療法士
・JCMA認定体軸セラピスト
医療−介護−障害福祉の事業をする会社のマネージャー職。
理学療法士、ピラティス、体幹トレーナー、第1種衛生管理者で動きの専門家。
ビジネス全般、IPO、M&A、組織作り、育成・教育。ビジネスができる身体を。
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