足裏にタコができやすい身体の特徴と解決方法

足裏にタコがあって歩くと違和感がある。
体重がかかると当たって痛い。
歩くと足裏が擦れて痛みが出る。

そんなとき足裏のタコを削ってしまえば、一時的には痛みは無くなります。

 

ですが、根本的な解決にはならないので、時間が経てば、またすぐにタコができてきます。

 

そんな足裏のタコができないようにするためには、身体の使い方を変えていくことで改善がみられるケースが往々にあります。

 

今回は、足裏のタコを作らないようにするための身体の使い方を詳しく解説していきます。

 

《タコとはどういったものなのか?》

 

まず、タコがどのようにしてできるのかを理解していきましょう。

 

タコとは、ある一定の場所に荷重が集中し、摩擦が生じることで、その部分の皮膚が擦れていきます。

 

皮膚が擦れて、身体の内部の組織が破れるのを防ぐために皮膚は身体を守ろうと摩擦のかかる部分の皮膚を硬くしようと反応します。
これがタコの正体です。

 

タコがよくできる場所ですが、大きく分けて3箇所あります。

 

・小指側(外側)

 

・親指側(内側)

 

・小指と親指を結ぶ線の真ん中

 

これらはそれぞれ身体の使い方が関係しています。

 

今回は中でもタコができやすい小指(外側)にできるタコについて解説していきたいと思います。

 

[足裏の小指側にタコができる人の特徴]

 

足裏の小指側にタコができる人の特徴として、身体の外側の筋肉を優位に使いやすい傾向にあります。

 

ちょっと一緒に身体を動かしながらチェックしてみましょう。

 

太ももの内側の筋肉(内転筋群、内側ハムストリングス)を親指でグリグリと押してみましょう。

次に、太ももの外側の筋肉を親指で同じ圧の強さでグリグリと押してみてください。

 

小指側にタコができている人は、外側の筋肉(大腿筋膜張筋、中殿筋、外側広筋)をグリグリとした時、痛み、もしくは違和感、固さを感じたかと思います。


これで内側の筋肉よりも外側の筋肉の方をより使っているという事が分かります。

 

外側の筋肉が固くなってしまっているため、当然荷重は外側にかかります。

 

そのため、この姿勢で普段過ごしていたり、歩いていることで足の外側にあたる小指側にタコができるのです。

 

では、どうすればいいのか?

 

小指側のタコをなくしたいのであれば、小指側(外側)に荷重がかからないような身体の使い方をすればいいのです。

 

《小指側に体重がかかりすぎないようにする体操》

 

小指側の荷重を内側に持っていくためのワークを一つご紹介します。

 

[しゃがみ込みスクワット]

 

姿勢:立位

 

1.足を肩幅の1.5倍横に広げ、つま先を45度外に向ける。

2.手は股関節のビキニラインの中央に当て、みぞおちを軽く丸める。

3.身体が前後に傾かないようにして、真っ直ぐしゃがむ(踵が浮かないように)。

4.しゃがんだ状態では両肘を膝の前に出し股を広げ、左右の股関節を揺するように骨盤を左右に動かす

5、真っ直ぐ立ち上がり開始姿勢に戻る

6、1〜5を3〜5回行ってください

<注意点>

1.しゃがんだ際、つま先と膝の向きが同じ方向を向いているようにする。

2.しゃがむ時と立ち上がる時は、骨盤が床と垂直の状態をキープする。

3.しゃがんだ際、みぞおちが丸まりお尻をなるべく床に近づいているようにする。

動画はこちら

なぜ、足裏のタコに股関節の体操なの?と思われたかも知れません。

しゃがみ込みスクワットのワークを行うことで、股関節の内側への意識づけをしっかりとすることができます。

内側へ荷重を持っていこうと思うのであれば、実は股関節からしっかりと内側へ意識を向けさせていく必要があります。

ワークの後に、もう一度太ももの外側をグリグリと押してみてください。

きっと痛みがなくなっているか、先ほどよりも痛みが減っているはずです。

また、立った姿勢を感じてみると内側に体重が乗る感覚をつかめると思います。

このように身体の使い方を少し変えていくだけで、タコは出来にくくなります。キレイな足になっていきます。

ぜひ、試してみて下さい。

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JCMA認定体軸セラピスト
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