こどもの身体が成長と共に固くなる理由

こんにちは、理学療法士の中山です。

こどもって最初はだいたい身体がやわらかいですが
成長していくにつれてだんだん固くなってきますよね。
 
こどもの身体が成長とともにだんだん
固くなっていくのには、ある理由があります。
 
その理由とはいったい何なのでしょうか?
一緒に見ていってみましょう。
 
 
〔身体が固くなっていく理由〕

日々の運動不足やケガなど
身体が固くなる理由は様々ありますが、
このようなこども達に共通していることとして
偏った身体の使い方が挙げられます。

偏った身体の使い方とは
動きの中で一部の筋肉にばかり
負担をかけているということです。

筋肉は使われているうちは伸び縮みがされるため
ある程度の柔軟性を保つことができます。

しかし、その負担が大きくなってしまうと
疲労により逆に固くなってしまいます。

また、その反対の使われていない筋肉は、
あまり伸び縮みされることが少ないため
これも固くなってしまう原因となります。

〔固くならないためにはどうすればいい?〕

一部の筋肉ばかりが使われてしまうことが問題なのです。

ですので、筋肉の偏りをなくし、
より多くの筋肉を使えるようになることで
一部の筋肉の負担を分散させ、
身体の柔軟性を保ちやすくする必要があります。

例えば、立つ・歩く・走る・跳ぶなどの
動きでは腓腹筋という筋肉がよく使われます。

この筋肉は足がつったときで有名なので
負担がかかりやすいことが分かりやすいかと思います。

この筋肉と一緒に使ってあげたい筋肉として
後脛骨筋(こうけいこつきん)という筋肉があります。

後脛骨筋を使いやすくするには、
次の体操がおすすめですので試してみてください。

〔足裏グーパー体操〕

・足の裏の真ん中を押さえる。
・押さえたまま足の指を10回曲げ伸ばしする。

動画はこちら
https://youtu.be/jFLP20ivyTw

運動を行う前やストレッチをする前などに
この体操を行うことによって、
普段使われにくくなっている
他の筋肉も使いやすくすることができます。

試しに、この体操を行う前後で
前屈の柔軟性を比べてみたりしても面白いですよ。

ぜひ、試してみてください。

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中山照教

理学療法士
JCMA認定体軸セラピスト
パームセラピスト