1日が終わると足がむくんでいたり、ふくらはぎがパンパンになっているといった方。
足裏をチェックすると、ぺったんこになっていませんか?
昔から足が疲れやすく、外反母趾などを引き起こすと言われている扁平足ですが、治し方を検索すると足首や足の指の体操が圧倒的に多いです。
しかし、実はそれだけではなかなか治らないのです。
今回は根本的に3つの体操で扁平足を解消する方法をお伝えいたします。
<扁平足とは?>
簡単に言うと、「土踏まず」がない状態です。
足裏にあるべきアーチが潰れてしまっているのです。
足裏のアーチには、実際には5つのアーチから構成されています。
・内側アーチ
・外側アーチ
・横アーチ(3つ)
これらのアーチに関わる筋肉はたくさんありますが、その中の2つの筋肉があります。
それが、『後脛骨筋』と『腓骨筋群』です。

この2つの筋肉は単独で使えていないこともありますが、他の原因と一緒に使えていない状態になっている事が多いです。
では、どのような原因があるのでしょうか?
<様々ある扁平足の原因>
・足自体の問題
・膝や股関節の問題
・体幹の問題
上記のように、足以外の問題で扁平足になることがあります。
例えば、股関節の筋力低下のため内股になり、膝が内側に入ることで足のアーチが潰れることがあります。(knee in to out)
ただし、問題の場所は違っても、共通している点があります。
それは、体幹のインナーマッスルの働きが低下しているということです。
<足の筋肉と関係があるインナーマッスル>
後脛骨筋と腓骨筋は、アーチを形成するためにも重要ですが、インナーマッスルを働かせるために必要な筋肉でもあります。
そして、以下の筋肉とのつながりを持っています。
・膝窩筋(膝の裏)
・ハムストリングス(太ももの裏)
・骨盤底筋群(骨盤の底)
・大腰筋(股関節から背骨)
・横隔膜
これらの筋肉を優位に使わせることで、様々ある扁平足の原因となっている膝や股関節や体幹が使えるようになり、扁平足が改善されます。
先ほどの例で言えば、股関節の筋力である大腰筋やハムストリングスが働くことで内股が改善し、膝も正面に向き、足のアーチが回復するといった具合です。
<扁平足をなおす3つの体操>
1、足裏の体操
・足裏の中央を触ります。
・そこを触りながら足指の曲げ伸ばしを10回行います。
動画はコチラ
↓
2、膝の体操
・膝裏を触ります。
・そこから指4本分股関節に近い所を触ります。
・そこを触りながら膝の曲げ伸ばしを10回行います。
動画はコチラ
↓
3、股関節の体操
・足を肩幅に開き、足の指先と膝を正面に向け、外くるぶしに体重をかける。
・そけい部(股関節のつけ根)を触り、触ったまま膝が前に出ないようにしつつ、お尻を後ろに突き出す。
・太ももの後ろ側のつけ根の部分が伸びる感じが得られる。
・その部分を絞めるように使いながら、骨盤を前に出す。
動画はコチラ
↓
日頃から上記の体操をすることで、体幹のインナーマッスルが使えるような身体になります。
外反母趾解消にもつながりますので、ぜひやってみて下さい。
インナーマッスルを使えるようにするための
体幹トレーニングについては、こちらの無料eBookから学ぶことができます。
https://mag.metaaxis.co.jp/taikan/
ヘッドトレーナー
<保有資格>
JCMA認定体軸セラピスト
JCMA認定ヨガセラピスト
RYT200
NASM-PES
NSCA-CPT
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