「気をつけ」の姿勢をしても、膝の内側が離れてしまう。
膝に痛みや違和感がある。
靴の底を見ると、外側の減りが早い。
もし、何か一つでも当てはまっていたら、
O脚(内反膝)である可能性があります。
O脚を改善するためには、
足首が上手く使えていないことが
場合が非常に多いです。
O脚を整えるために、股関節を
どのように整えたら良いのかを見ていきましょう。
O脚が股関節に原因がある理由
O脚の方は、骨の状態で見ると
このような状態になっています。

股関節側の大腿骨が外に広がっているのと、
膝から下側が外に広がっている状態ですね。
このときに、何が原因でこのようになっているかを
さらに詳しく見ていくと、スネにある骨、
脛骨と腓骨が捻れてしまった状態になっています。
細い方の骨の腓骨側についている、
前脛骨筋や、長腓骨筋が縮まった状態で固まっているため、
スネが外側に引っ張られて、膝の状態も外側を向きやすくなるのです。


これらを解消するために必要なのは、
前脛骨筋を固まりを取って柔らかくしつつ、
長腓骨筋と後脛骨筋を柔らかく使える状態にすれば良いのです。
足首を使いやすくするワーク
そのためには、足裏から、足首をつなげて
使えるようにするワークが必要になります。
長腓骨筋と後脛骨筋は、下図のように
足の裏から足首をまたぐ形で付いているからです。

それでは、脛の外側の筋肉の固さを確認したら、
実際にワークをやっていきましょう。
足のクロスポイントワーク
- 足の指を除いた状態での足裏の中央を手の親指でグッと押さえる。
- 1のポイントを押さえたまま、グーパー10回繰り返す。
足首のクロスポイントワーク
- 内くるぶしから指4本上側のアキレス腱の裏側を親指で押させる。
- 足首をできるだけ自分の力で大きく回す。
- 逆方向も繰り返す。
2つのワークが終わったら、
脛の外側の固さをもう一度確かめてみてください。
ワークの前より柔らかくなって、
さらに足の指や足首も動かしやすくなっていると思います。
O脚で悩んでいる方は、このワークを続けることによって、
足〜足首の土台が整ってくるため、脛が外側に引っ張られ続ける状態が
どんどん緩んできます。
一度で、大きく変わるわけではありませんが、
続けてみてください。
このように、身体を整えるためのポイントが14箇所あり、
それを私たちはクロスポイントと呼んでいます。
そのほかのクロスポイントのワークも続けることで、
今回の足裏を使いやすくするワークの効果がさらに高まります。
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金田翔吾
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