こんばんは。
フィジオスクール校長の田中です。
勉強にしても、ゲームにしても、
何かに集中するこどもは素敵です。
ただその結果、視力が悪くなるのは親として心配ですよね?
そして、そんなこどもたちに共通することがあります。
それは、「身体が硬い」ということです。
目を使いすぎている子は、多くの場合身体が硬い傾向にあります。
これには実は深い理由があります。
今回は、そんなこどもたちの目の使いすぎと身体の硬さについて、
また目の使いすぎをリセットして全身の柔軟性を向上させるワークをご紹介します。
《目の使いすぎが全身の柔軟性を低下させる2つの理由》
1、同じ姿勢をとり続けている
勉強やゲームなど目を酷使する作業全てにおいて言えることは、長時間同じ姿勢をとり続けているということです。
長時間同じ姿勢をとり続けていることで、同じ筋肉ばかり使ってしまうため、筋肉疲労が起こり筋肉自体が硬くなっていってしまいます。
特に椅子に座って物事を行なっている場合、固まりやすいのは背中の筋肉になります。
中でも大きな筋肉は脊柱起立筋と言って、24個ある背骨を全て繋いでいる筋肉になります。
この筋肉が固まる事で背骨の動きが制限されてしまい、体幹部分の柔軟性が低下してしまいます。
体幹部は身体の中心であるため、ここが固まるとその筋肉の硬さは末端である手足にも波及してしまいます。
また、姿勢を悪くする原因として、身体に合わない椅子や机の使用も挙げられます。
そのため、良い姿勢を保てる環境かどうかにも目を向ける必要があります。
2、首を固めている
あまり知られていませんが、生まれてから私たちは目の動きに連動して首の筋肉を使っています。
目を横に動かした時、首もわずかに同じ方向に動くのを感じてみてください。
特に頭の付け根にあたる後頭下筋と言われる筋肉がこの目の動きと連動して細かい首の動きを制御してくれています。
そのため、目を酷使し続けているとこの頭の付け根にある後頭下筋も使いすぎにより固まってしまいます。
そして、この後頭下筋は筋連結で先ほどの脊柱起立筋と繋がっているため、脊柱起立筋にも硬さを波及させてしまい柔軟性低下の原因となります。
《目の使いすぎをリセットさせる3つのワーク》
1、耳たぶ回し
耳たぶを横に引っ張って前回し、後ろ回しをそれぞれ10回しましょう。
2、目・ベロぐるぐる体操
あっかんべーと舌を出して、目と舌を右回しに5回、左回し5回をゆっくりと行いましょう。
3、首のクロスストレッチ
鎖骨より2横指上にあたる首の付け根を軽く押さえます。(手をクロスして押さえましょう)
このポイントを押さえながら、
・頭を上下に3回ゆっくり動かす。
・頭を左右に3回倒す。
・頭を左右に3回捻る。
・頭を右回し3回、左回し3回行う。
これらのワークを行う前後で立位体前屈で柔軟性のチェックをしてみてください。
ワーク後には、不思議とワーク前に比べて前屈がやりやすくなり体全体の柔軟性が向上していることでしょう。
もちろん、これらのワーク以外にも目の使いすぎからくる身体の硬さを改善するには、長時間同じ姿勢をとり続けることを避けて、小まめに身体を動かす事も大切になります。
集中しているこどもは素敵ですが、
その結果として、視力や姿勢が悪くなる。
・そんなこどものために、何かをしてあげたい。
・こどもでも簡単にすぐに出来る方法を知りたい。
・身体を柔らかくする方法をその場で体験したい。
↓ ↓ ↓
その方法はこちら
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