月経血調整ができないインストラクターは三流

おはようございます。
体軸コンディショニングのヨガスクールマネージャー太田です。

先日、ヨガインストラクターの仲間に、
「月経血調整って、ただ膣を締めておけば出来るんだよね?
私やってみたけど、出来ないんだけど…。」
と相談されました。

このセリフを久々に聞いたので、驚いてその場でひっくり返りそうになりました。
柔軟性もあり、カラダが使えているはずのヨガインストラクターに限って、「月経血調整ができない。」と言ってくるなんて。

もちろん、月経血調整のやり方を知らないからできなかった方もいます。
ですが、ただ膣を締めればいいと勘違いして、試してみたもののなかなか習得できず、どうしたらできるのか疑問に思っているインストラクターも多いです。

残念なことに、体軸理論を知らないヨガインストラクターに、経血を貯めてトイレに出すことをだけを伝えても、必ずしも月経血調整が出来るようになるわけではありません。

まず、経血は子宮内膜は剥がれ落ちる際に出血し膣から出るので、外子宮口を締めることで、子宮内に生じた経血を子宮内・膣に溜めておくことができます。

ただし、子宮は不随筋という、自分の意志で動かせる筋肉ではないので、外子宮口を意図的に締めることができません。

では、どうすればいいのかというと、
腹腔内圧を高めることで外子宮口を締めることができるのです。

ところが、股関節を屈曲する際に骨盤底筋群は伸張すると言う身体の特性から、腹圧を高め続けても膣や外子宮口を締めることができずに漏れてしまうのでは…と考えがちです。

そこで必要なのが、
「骨盤底筋群を締めながらゆるめる」
という考え方です。

どういう事かと言うと、骨盤底筋群を「収縮させる・伸張させる」この2つの動きを同時に行う必要があります。
経血を貯めるためには、骨盤底筋群の中でも会陰(肛門から5ミリ前の場所)とその周りの筋肉は収縮させて持ち上げ、それ以外の筋肉はゆるめる必要があります。

月経血調整を行うためには、
骨盤底筋群の収縮と弛緩のバランス調整を、
こまめに行なえることで実現します。

月経血調整が上手くできる人は、
会陰部を締め続け、それ以外の骨盤底筋群を柔軟に使えることができる人です。
柔軟性があるだけではもちろん、経血を漏らさないように、必死に骨盤底筋群全体を締め続けてもダメなのです。

では、骨盤底筋群を程よく使うためにはどうすればいいのでしょうか。

その方法として、アウターマッスルの緊張をとり、体軸筋を優位に使いながら股関節を機能的に働かせることができるカラダの使い方を覚えることです。

体軸筋には、骨盤底筋群に加え、横隔膜や腹斜筋など、腹圧を高めるために必要な筋肉も含まれます。

それらの筋肉が優位に使えると言うことは、収縮と弛緩が程よくできるということです。

Stage1で行う月経血調整ヨガは、
このカラダの使い方を覚えるために、ヨガのアーサナを練習します。
ただ、ヨガのポーズを行うだけでなく、
カラダの使い方を覚えるためにヨガのアーサナを行います。
ですので、月経血調整ヨガで行うポーズを練習することで月経血調整が上達するのです。

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