【疲れない良い姿勢をつくる】

「背中を真っ直ぐにしなさい」

おそらく生きていると一度は言われるこの言葉。

あなたもこの言葉を聞いたことはあるのではないでしょうか?

しかし、実際やってみると、姿勢を整えたにも関わらず、かえって疲れてしまう。

スポーツだと、対して動きが変わらない。

むしろ不安定になってしまうということがあります。

なぜ、こういったことが起きるのでしょうか?

なぜ背中を真っ直ぐにすると疲れるのか

姿勢を真っ直ぐにしたにも関わらず、かえって疲れてしまったり、動きが鈍くなってしまう。

この理由としては、共通してみぞおちが張ってしまっているということです。

みぞおちを張った状態というのは、背中の筋肉(脊柱起立筋や僧帽筋、広背筋など)が働きやすくなり、それによって体幹の奥にある筋肉(大腰筋や多裂筋)が働きにくくなってしまいます。

体幹の奥にある筋肉、いわゆるインナーマッスルは主に関節を安定させる役割をもっており、背中の筋肉などのアウターマッスルはダイナミックな動きや瞬間的に大きな力を発揮する役割を持っています。

なので、体幹の奥にある筋肉が働きにくくなってしまうと関節が安定しなくなり、姿勢をキープできなくなってしまうので、代わりに背中の筋肉がその役割を担おうとします。

試しに背筋を真っ直ぐにして、その状態を1分くらいキープしてみてください。

おそらく、背中の筋肉がかなり疲れると思います。

本当の良い姿勢ってなに⁉︎

では、どうすれば疲れにくく綺麗な姿勢を作ることができるのか。
疲れにくい、良い姿勢を作るためには、背中まわりの余計な緊張がない状態で姿勢を真っ直ぐにしていく必要があります。

ですが、それをするには、まず普段の生活から体幹の奥にある筋肉を使えるようにすることで、背中まわりの余計な緊張がない状態にしなければなりません。

体幹の奥にある筋肉が働くことで、背中の筋肉の余計な働きが抑えられ、背中まわりを余計な緊張がない状態にすることができ、疲れにくく、かつ真っ直ぐな姿勢を作っていくことができます。

1分でできる体幹の奥の筋肉を使えるようにするワーク

  1. 椅子にすわってヘソから4横指上のみぞおちを押さえる。
  2. 押さえたまま、身体を前後に曲げ伸ばしする。
  3. 同様に、身体を左右へ倒す、捻るも行う。
  4. それぞれ、10回ずつ行う。

 

みぞおちの体操の動画

この体操を行うことによって、背中まわりの余計な緊張がなくなり、体幹の奥にある筋肉が働くようになります。
体幹の奥にある筋肉が働けば、姿勢を真っ直ぐにした時も背中の筋肉が働きにくくなるので、身体の負担が減ります。

足裏をほぐすとより体幹の筋肉が使いやすくなる

先ほどの体操だけでも効果はあるのですが、背中まわりの余計な緊張を落ちしていくにあたって、体幹の奥にある筋肉とつながっている足裏の筋肉(後脛骨筋や腓骨筋)も合わせて調整していくと、より体幹の奥にある筋肉が働きやすくなり、余計な緊張が落ちやすくなります。

 

また、足の真ん中で立ちやすくなるので、立った時「見た目も身体にとっても良い姿勢」を作ることができるようになります。
以下の体操を合わせて行うと良いでしょう。

  1. 片方の足裏の真ん中を手の親指で押す。
  2. その親指を掴むように10回大きくグーパーする。
  3. 反対側の足も行う。

足裏の体操の動画

普段から姿勢が乱れやすいなという方は、ぜひこのワークを取り入れてみてください。
今回紹介したように体幹の筋肉を使えるようになって普段から綺麗な姿勢をキープできるようになりたい。
そんな方は下記の無料PDF「間違いだらけの体幹トレーニング」をダウンロードしてみてください。

https://mag.metaaxis.co.jp/taikan/

The following two tabs change content below.
体軸コンディショニングスクール
ヘッドトレーナー

<保有資格>
JCMA認定体軸セラピスト
JCMA認定ヨガセラピスト
RYT200
NASM-PES
NSCA-CPT

ABOUTこの記事をかいた人

体軸コンディショニングスクール
ヘッドトレーナー

<保有資格>
JCMA認定体軸セラピスト
JCMA認定ヨガセラピスト
RYT200
NASM-PES
NSCA-CPT