明けましておめでとうございます。
昨年も多くの方にお読みいただき、誠に感謝しております。
あなたの「悩みの解決」や「望みの達成」のヒントになっていれば、さらに嬉しく思います。
今年も、身体の繋がりやあなたの身体を変えるためのキッカケ、軸が通った身体を作るための情報をお届けしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
新年一発目のブログは、”身体の軸”について書いていきます。
すこし難しい内容だと感じられるかもしれませんが、今日のブログではこのようなことがわかります。
- 同じ動きなのに、なぜ人によって違うように見えるのか?
- インナーマッスルから動けるその条件とは?
- 私たちが身体の繋がりを重要視しているその理由
同じ動きなのに、なぜ人によって違うように見えるのか?
私たちは、身体を動かすために使われる筋肉には個人差があると考えています。
ただ歩く動作であっても、脚を前に蹴り出すためにどこの筋肉を使っているのか?
もう少し詳しくみていきましょう。
例えば、脚を前に上げるために
- 前ももにある大腿四頭筋を使うのか?
それとも
- 背骨から股関節についている大腰筋を使うのか?
同じ動作であっても使われる筋肉が変わると、
- 身体の動く方向
- 脚の動かしやすさ
- 股関節のつまり感
etc…
さまざまなものが変化が現れます。実際に大腿四頭筋と大腰筋で脚の動かしやすさが変わるかどうかを体感してみましょう。
まずは現状を確認をしましょう。
- 天井に顔が向くように仰向けで寝転ぶ。
- 膝を伸ばしたまま、真っ直ぐ脚を上げていきどこまで上がるか?
- そのときの、脚の上げやすさを確認する。
大腿四頭筋を使いやすく
- 脚を前に出す形で座る。
- 右脚の膝の上あたりに両手を置き、脚を上げようとする力に抵抗を加える。
- 前ももが使われて固くなっていることを確認する。
- 両脚で2〜3を行う。
こちらも終わったら少し休憩して仰向けになり、脚の上げやすさを確認してみてください。可動域や上げやすさに変化が出たはずです。
大腰筋を使いやすく
- 仰向けになり、膝の下に足首が来るように手前に引き寄せる。
- ヘソから指4本上のみぞおちの部分を、両手の指で柔らかくなるようにほぐす。
- 左手でみぞおちを触ったまま、右手で左の鼠蹊部(ビキニラインの中央・恥骨の横)あたりを触る。
- 膝を曲げたまま、みぞおちと鼠蹊部を縮めるように脚を5回ほど上げ下げする。
- 逆の脚でも、3〜4を行う。
終わったら少し休憩して、脚の上げやすさを確認してみてください。これもまた変化が出たと思います。
私には、あなたがどちらの筋肉を使いやすくしたときに脚が上げやすくなったのかは分かりません。人によって変わるからです。
人の身体の動きには習慣からの得意・不得意があります。あなたにとって、得意な動きの方が力を発揮しやすいのです。これをトレーニングの世界では、特異性の原則と呼びます。
間違ったフォームでトレーニングをすれば、間違ったフォームで力を発揮できるけど、正しいフォームでは力を発揮できないのも同じ理屈です。
どちらが正しいのか??
同じ動きでも、人によって使いやすい筋肉と使いにくい筋肉があるということをお伝えしました。
そうなったときに、脚を動かすにはどこを使えば良いのか???
脚の動きというのは、股関節の動きから力が生み出されます。
股間節が動いたり安定することで、
- 地面を蹴って得た力を上半身に伝える。
- 歩いて身体を移動させる。
- 立っているときの姿勢が安定する。
といった、とても重要な役割を担っているのです。
そして、股関節と呼ばれる球関節に最も近く、さらに体幹から繋がっている唯一の筋肉が大腰筋です。
大腿四頭筋は、骨盤周りから股関節の外にあるので、骨盤から下の動きになり負担が集中しやすく疲れやすくなります。大腰筋は、体幹の背骨の部分から股関節の内側にあるので、体幹部も使って負担を分散できるし力強くなる。
重心の位置と筋肉との距離や、股関節への力の伝えやすさを考えても、大腰筋というインナーマッスルに導かれるように動かせることがとても重要なのです。
インナーマッスルから動けるその条件とは?
つまり、脚を動かす動作であっても、体幹を安定させたり動かす動作であっても、体幹のインナーマッスルの大腰筋がうまく使えるということが重要になります。
もっと言うと、大腰筋の働きが身体の軸を作っているのです。

大腰筋がうまく使えるようになれば良いのですが、、、
ここで大きな問題にぶち当たります。
それは、大腰筋を働かせようとしても、体幹の奥にあるので意識しづらかったり、直接触りにくいので動かせているのか分からないという問題です。
だからこそ、身体の繋がりを利用して、大腰筋を使いやすくする身体の状態に整える必要があるのです。
例えば、裏ももにあるハムストリングスや、脇にある前鋸筋といった、大腰筋と一緒に働きやすい筋肉を使えるようにすることが、大腰筋がより働きやすい状態を作ることができるのです。
この大腰筋を中心とした身体の動きから、大腿四頭筋などのアウターマッスルを中心とした身体の動きになっていくごとに、身体の歪みが出て痛みなどの症状になって身体に現れます。
この大腰筋を中心の一つとして動くために、14つのポイントと12個のワークがあります。それが、私たちがいつもお伝えしているクロスポイントワークです。
もし、今回のブログを読んで、インナーマッスルを中心とした身体の動きができるようになりたいと思われた方は、こちらの無料ebookをダウンロードすることで、14つのポイントと、それらを整える動画が全て載っています。
https://mag.metaaxis.co.jp/taikan/
ぜひ、あなたの身体を整えるためにご利用ください。
金田翔吾
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