鬼滅の刃に学ぶ体幹を安定させる呼吸法

鬼滅の刃に出てくる主人公達は敵と闘う時、必ず呼吸を上手く使っています。

呼吸を上手く使うことで、全身のパワーをフルに引き出して敵を倒すというものです。

漫画の世界だけの話だと思われがちですが、実は呼吸一つで人間の力というのは大きく変わってくることをご存知ですか?

今回は呼吸を上手く使うことで体幹を安定させ、力を最大に引き出す身体の使い方をお伝えしていきたいと思います。

昔から言われている力を出すときの呼吸法

息を吐きながら下腹あたり(丹田)に力を込めて動きなさい。

もしかしたら、あなたもこのような力を出すコツを聞いたことがありませんか?

この息を吐きながら下腹あたりに力を入れるというのは、筋肉で言えば体幹の4つの筋肉(横隔膜や大腰筋、腹横筋、骨盤底筋群)が働いている状態のことを言います。

これら4つの筋肉が連動して働くと、体幹全体が安定した状態で動くことが出来るようになるので、体幹の力を手脚に上手く伝えることができるようになります。

昔から息を吐きながら下腹に力を入れると言うのを聞きますが、これは下腹に力を入れて呼吸をすることで体幹にスイッチが入るからというわけなんです。

間違いだらけの呼吸法

一般的には下腹に力を入るようにする方法として挙げられるのが、ドローインと言われるお腹を凹ませながら息を吐く方法です。

この方法を行うことで、体幹の筋肉の一部(腹横筋)が働き、体幹に力が入ると言われているためです。

しかし、実際にはこれだけだと体幹が安定するようにはなりません。

なぜなら、体幹を安定させるには、1つの筋肉だけでなく、4つの体幹の筋肉が連動して働かないとならないからです。

4つの体幹が連動することで、体幹全体が安定するようになります。

そして、それによって体幹の筋肉と繋がっている上半身の筋肉(前鋸筋)と下半身の筋肉(ハムストリングス)も体幹の筋肉と連動して働くようになり、結果として全身を使って大きな力を発揮できるようになります。

体幹が安定して力がみなぎる呼吸の正しいやり方

体幹を安定させ、力を上手く引き出すためには、4つの体幹の筋肉を連動させる必要があります。

以下の方法は、4つの体幹の筋肉が連動する呼吸の方法です。

行う前に、片足立ちをしてバランスの取りやすさを確かめておいてください。

・おへそから指4本下のところに手を当て、鼻呼吸でそこに向かって空気を集めるようにお腹を膨らませる。

・十分に膨らませたら、その膨らみを保ったまま鼻から息を吐いていく。

・最後に力を抜いてリラックスする。

・これを5回ほど繰り返す。

これを行ったら、もう一度片足立ちをしてみてください。

おそらく先ほどよりも体幹が安定した状態で立ちやすくなっているはずです。

これは、ワークによって4つの筋肉が連動して働くようになり、それによって体幹が安定するようになったためです。

舌を使ってパワーアップさせる

先程の呼吸のワークだけでも十分効果はあります。

ですが、それに加えて舌を使うとさらに体幹が安定するようになって、力を出しやすくなります。

舌を使うことによって、繋がっている体幹の筋肉(横隔膜)が働きやすくなり、4つの体幹の筋肉が働きやすくなるためです。

以下は、舌を使った呼吸のワークになります。

 

・舌を上顎につけ、口を結ぶ。

・おへそから指4本下のところに手を当て、鼻呼吸でそこに向かって空気を集めるようにお腹を膨らませる。

・十分に膨らませたら、その膨らみを保ったまま鼻から息を吐いていく。

・最後に力を抜いてリラックスする。

・これを5回ほど繰り返す。

 

最後にまた片足立ちをしてバランスを確かめてみてください。

最初に比べるとかなり体幹が安定しやすく、バランスが取りやすくなっているかと思います。

これは、舌を使うことで4つの体幹の筋肉がさらに連動して働きやすくなった結果です。

呼吸が上手く出来れば、鬼滅の刃の主人公達みたいに強靭なパワーを出すことができるようになるかもしれません!

ぜひトレーニングをする時は試しにやってみてください。

今回紹介したような正しい体幹の鍛え方を知りたい方は以下の無料PDFをダウンロードしてみてください。

https://mag.metaaxis.co.jp/taikan/

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