こどもの足がグングン速くなる体の使い方

こんにちは、理学療法士の中山です。

新年度になりましたね。
年度始まりと言えばこどもは毎年体力測定があります。

その中でも特に50m走は最も代表的な種目です。

みんな一生懸命に走り、毎年の成長を感じることが出来る
この50m走ですが、体の使い方を少し変えてあげると
さらに速く、成長させてあげることができるかもしれません。

そのある部分とは?

〔ここが固いと速く走れない〕

その場所とはズバリお腹です。

特に、お腹にある腹直筋が固くなりすぎてしまうと
その下にある大腿四頭筋も一緒に固くなってしまい、
足が上がりづらくなってしまったり、
足の運びが落ちてしまいます。

大腿四頭筋はとても大きな筋肉で
強い力を出すことが出来る筋肉ですが、
走ることにおいてはブレーキ筋とも呼ばれる筋肉で
マイナス方向に働きやすい筋肉です。

そのため、一生懸命走ってもスピードが出づらかったり、
足が上がりづらくなってしまい遅くなってしまうのです。

〔お腹をやわらかくするにはこの筋肉を使う〕

お腹の固さをとるためには
大腰筋という筋肉を使います。

実はこの筋肉もお腹にある筋肉なのですが、
表面の方にある腹直筋とは違って
お腹の奥の方、腰骨の前にある筋肉です。

そもそも、お腹の表面にが固くなってしまう理由に、
このお腹の奥の方にある大腰筋が
うまく使えていないことがあったりします。

ちなみに、大腰筋は足の運びを
速くしてくれる筋肉でもあります。

そのため、大腰筋を使えるようにしてあげることで
表面の固さをとりブレーキを解除しつつ、
足の運びを速くすることが出来るようになるのです。

そんな大腰筋を使いやすくするには
次の体操がおすすめですので試してみてください。

〔足が速くなる背骨体操〕

・まず、今のお腹の固さや足の上げやすさをなんとなく覚えておく。
・おへそから指4本上のみぞおちと反対側の背骨を触る。
・触ったまま、背骨を前後・左右・捻り方向に5回ずつ行う。
・再び、お腹の固さと足の上げやすさを確認する。

動画はこちら
http://youtu.be/TZDr1ZVrxW8

いかがでしょうか?

おそらく、体操を行う前後では
お腹(特におへその上あたり)がやわらかくなったり
足が軽く上がるようになったかと思います。

このように少し筋肉を使いやすくしてあげるだけで
体の使い方は変えることができます。

ぜひ、試してみてください。

今回お伝えした
からだの感覚を伝えやすくすることができるようになる
PDFを無料で公開しています。
ダウンロードはこちらからどうぞ

https://mag.metaaxis.co.jp/kids-palm/

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中山照教

理学療法士
JCMA認定体軸セラピスト
パームセラピスト