長い時間立ち続けても疲れない方法

仕事で長時間立っていたり、電車に乗って立っていると腰が痛んできて辛い。

そのような方は、立っているときに足先を見てみてください。

指が反って浮いていたり、指先が曲がっているかもしれません。

一見、関係がなさそうですが、そのような状態だと疲れが溜まりやすく腰痛も悪化していってしまいます。

なぜ、足先が浮いていると腰が痛くなるのか、、、。

<足先が浮いたときの身体の反応>

足先が浮いた状態になるとどんな状態になるのか。

試しに立って身体を後ろに反らしてみて下さい。

身体の重心の位置によって反応は異なりますが、指を反らせ、または地面を掴むように足の指を曲げてバランスを取ろうとします。

今度は、太ももに意識を向けて身体を後ろに反らしてみて下さい。

おそらく太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)とお腹の筋肉(特に腹直筋)が固くなっていることが分かると思います。

これは、身体が後ろに倒れないように身体がバランスを取ろうとして、前側の筋肉に余計な力が入っている状態です。

つまり、指先に力が入っている人はこのように、身体の前側の筋肉全体が固くなっているのです。

<立っていてすぐに疲れてしまうのはなぜか?>

先程述べた、太ももの前側の筋肉と腹筋は筋膜という筋肉の膜を介してつながっています。

また、どちらの筋肉もアウターマッスルです。

アウターマッスルは身体を大きく動かすときに使われる筋肉ですが、長時間使い続けることには向いておらず、常に力が入っていると身体が固まり疲れの原因をつくります。

仕事や電車で立っていて腰が辛くなったりするのは、よく言われるような筋力が弱いのではなく、単純に身体が固まっていて疲れやすいからです。

<なぜ腰の痛みにまで繋がるの?>

太ももの前の筋肉は、股関節までついています。

ですので、この筋肉が固まっていると股関節の筋肉も固まります。

股関節が固まると、バランスを取る際に腰でカバーすることになります。

その状態が続くと腰に負担がかかり続けるので、疲れを越えて痛みとなって現れます。

<腰痛を楽にする方法>

では、どうすれば腰の痛みをなくして、疲れにくい立ち方をすることができるのか。

結論から言いますと、股関節を使うことが腰痛を楽にするポイントです。

・足を肩幅に開いて足の指先と膝を正面に向ける。

・外くるぶしに体重をかけて、そけい部(股関節のつけ根)を触る。

・膝が前に出ないように、お尻を後ろに突き出しながら身体を前に倒すと、太ももの後ろ側のつけ根の部分が伸びる感じが得られる。

・その部分を絞めるように使いながら、身体を起こす。

動画はコチラ↓

https://youtu.be/beEC45Nv3M

この動きを行うことで、本来の股関節の動きを取り戻せます。

また、股関節をまたいで付いているインナーマッスル(大腰筋)を鍛えることにもなります。

インナーマッスルがバランスよく働けば、アウターマッスル群の緊張を落とす事ができます。

また、インナーマッスルは、土踏まずを作る筋肉(後脛骨筋や腓骨筋)までつながっています。

土踏まずを作る筋肉が働けば、足の筋肉全体のバランスを作り出し、足の指先の余計な力も抜けてきて、足先が浮くこともなくなります。

足先が浮くことがなくなれば、立っていても疲れにくい身体になります。

長時間立つ機会が多い方は是非、試してみて下さい。

今回紹介したような身体のつながりを学びたい方は下記のPDF書籍をダウンロードしてみてください。

https://offermetaaxis.ml/optin1611308652306

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体軸コンディショニングスクール
ヘッドトレーナー

<保有資格>
JCMA認定体軸セラピスト
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