リモートワークや外出制限で運動不足を感じている人はかなり多くなってきたことで、自主的に運動する機会も増えました。
特に、気になるお腹周りをすっきりさせるために、腹筋運動をする方もいると思いますが、実は腕立て伏せもポッコリお腹を解消する運動にすることができます。
腹筋運動ばかりで飽きてきたな…
二の腕だけでなくお腹もすっきりできる腕立てをしたい!
という方はぜひ読み進めてみてください。
腕立て伏せの基本は「プランク」
腕立て伏せの基本の形は腕で体を支える「プランク」になります。
まずは腕立てをする姿勢のプランクを1分ほどやってみてください。
どうでしょう?
プランクをしていて、肩や腰が疲れてくる方はいたでしょうか?
肩や腰は筋肉でいうと、三角筋や腰背部筋になりますが、ここが疲れるということはプランクの姿勢でこの筋肉を使っているということです。

これら三角筋や腰背部筋はお腹周りの筋肉ではないため、この筋肉を使うプランク、腕立て伏せではお腹をすっきりさせることが難しくなります。
お腹周りをすっきりさせるためには、腹斜筋や腹横筋といったくびれにかかわる筋肉を使う必要があります。
では、どうやって腕立て伏せでこれらの筋肉を使うのでしょうか?
それは、「筋肉はつながりを持ったもの同士で連動する」という特徴を活かします。
さきほどの、お腹周りをすっきりさせるための腹斜筋や腹横筋はそれぞれがすでにつながりを持っています。
そして、これらの筋肉とつながりを持つ筋肉が脇にある「前鋸筋」やみぞおちにある「横隔膜」です。
腕立て伏せをするときは、この前鋸筋と横隔膜を使うことで、お腹周りをすっきりさせる腹斜筋や腹横筋も使われることになり、腕立て伏せでポッコリお腹を解消していくことができます。

お腹に効くプランク
それでは早速、前鋸筋と横隔膜が使われやすいプランクのポイントをお伝えします。
<お腹に効くプランク>
1.支える腕は脇から床を押すようにする
2.体幹はみぞおちを軽く丸める(猫背のように)
3.股関節を軽く内側にひねる(内旋させる)
この3つのポイントを意識してプランクを先ほどのように1分やってみましょう。
どうでしょうか?
まだ肩や腰が疲れる方もいるかもしれませんが、3つのポイントがうまくできていれば先ほどよりも肩や腰が楽になり、なんとなくでもお腹周り、特に横っ腹に力が入っている感覚があったと思います。
まずはこのプランクをしてお腹に効く方法に慣れていきましょう。
そしてこの3つのポイントを意識したまま腕立て伏せをしてみましょう。
最初は腕立て伏せをするのが難しいと思いますので、回数を増やすよりもセット数を多くして実践するのがおすすめです。
ぜひ腹筋運動ばかりで飽きてきた方や二の腕だけでなくお腹もすっきりできる腕立てをしたい方はチャレンジしてみてください。
この3つのポイント以外にもヒントを探したい方は下記の資料が参考になると思いますのでぜひご覧ください。
https://mag.metaaxis.co.jp/taikan/
<保有資格>
・理学療法士
・JCMA認定体軸セラピスト
医療−介護−障害福祉の事業をする会社のマネージャー職。
理学療法士、ピラティス、体幹トレーナー、第1種衛生管理者で動きの専門家。
ビジネス全般、IPO、M&A、組織作り、育成・教育。ビジネスができる身体を。
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