こんばんは。
アナトミーの鬼の田中です。
先日、次のような症状を訴える患者さんがいらっしゃいました。
「寝ている時に足が攣ることがある。」
「膝から内くるぶしにかけて重だるい感じがする…」
そして、ふくらはぎをストレッチしても揉んでも、症状が変わらないそうなのです。
施術をしていくと、インナーマッスルの固さが原因ということが分かりました。
どういうことか、順を追って一緒に見ていいましょう。
<直接の原因は内ももの神経の圧迫!?>
ふくらはぎや、膝から内くるぶしにかけて通っている神経は、内ももにある大腿神経からきています。
大腿神経の一部は内ももの筋肉(長内転筋、内側広筋、縫工筋)に囲まれた筋膜性のトンネルを通って、ふくらはぎの方へと降りていきます。
この内ももの筋肉が固いと、神経を圧迫することがあります。
ですので、この内ももをほぐす必要があります。
しかし、ここだけ揉みほぐしても、すぐに元に戻ってしまう場合があります。
それは、この内ももの内転筋とつながっているインナーマッスルまで固まっていることが多いからです。
<インナーマッスルである骨盤底筋>
骨盤底筋とは骨盤の底についている筋肉で、トイレを我慢する時に自然と使っている筋肉です。
他にも内臓を支える役割があります。
内転筋が固まっていると、この骨盤底筋まで固まっていることがあります。
実際に、骨盤底筋に力が入り続けていると、内ももの筋肉が伸びにくくなります。
立ったままでも、座ったままでも構いませんので、開脚をしてみて下さい。
・肛門をギュッと締めて開脚
・肛門のフワッと力を抜いて開脚
いかがですか?
フワッと力を抜くと、内ももの筋肉が伸びやすく、開脚がしやすいとか思います。
逆に肛門など骨盤底筋に力が入っている、もしくは固まっていると、内ももの筋肉まで固まって開脚がしづらくなります。
ですので、この骨盤底筋までしっかりケアをする必要があります。
<内転筋と骨盤底筋を鍛える方法>
これらの筋肉、ほぐすだけではダメです。
ほぐれて筋肉が伸びた状態でも力が入るようにする必要があります。
骨盤底筋や内ももの筋肉の緊張が落ちたままだと、かえって膝やふくらはぎに負担がかかってしまうことがあります。
次の運動をすることで、筋肉を伸ばしつつ鍛えることと、短縮させた状態で力を入れることも出来るようになります。
・脚を開いた状態で立つ。
・しゃがむ時は、肛門の力を抜くことを意識してやってみると、内ももの筋肉は伸びやすくなります。
・しゃがんだ状態から立つ時は、肛門の力を入れると、内ももに力が入ります。
実際の動作はこちら
https://youtu.be/fFW_idMMGm0
これをやることで、足がつる事や膝下から内くるぶしにかけての重だるさは減っていきます。
・インナーマッスルとつながっている筋肉を知りたい。
・筋肉のつながりを触って覚えたい。
・ワークの中で変化を感じながら学びたい。
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