コロナ禍において、外出自粛やリモートワークなど慣れない環境を強いられたりコミュニケーションが取りにくいことで、精神的にもイライラしてしまうことが多くなったりしていないでしょうか?
気持ちを落ち着かせるために、深呼吸をすることが一つの解決法ですが、今回はそんなイラッとしてしまった時に、より効果的な呼吸法をお伝えしたいと思います。
この呼吸法をすれば、イラッとしてしまいやすい人でも落ち着きやすくなります。
ストレスで起こる身体の状態
イライラはストレスとして身体は反応しますが、このストレスを感じた時は自律神経が乱れている状態でもあります。
自律神経というのは、交感神経と副交感神経があり、運動をしたり興奮したりすると交感神経が働きやすく、逆にリラックスしたり落ち着いている時は副交感神経が働きやすいと言われています。
イライラした時は、交感神経が働いており、身体が興奮状態になりやすいです。
例えば、「頭に血がのぼる」と表現されるように、興奮して行くと頭に熱がこもるような状態、つまり交感神経が働いていることを指す表現になります。
イラッとしてしまう時は、この交感神経が働いているため、逆に副交感神経を働かせることで落ち着きやすくなるのです。
そのための手段が「呼吸」です。
効果的な呼吸法
呼吸法にも様々なものがあります。
今回はイラッとした時に効果的な呼吸法をお伝えします。
先ほど、イラッとした時は交感神経が働いているということをお話ししました。
表現としては「頭に血がのぼる」でしたが、この呼吸法では頭に血が上った状態もリセットできスッキリしやすくなります。
今回お伝えする呼吸法は、その状態を作るために「イメージ」の呼吸になります。
そして、より深く呼吸するためのポイントも合わせて効果的な呼吸法にしていきます。
<イラッとしたときに効果的な呼吸法>
1.あぐらもしくは椅子などで楽な姿勢で座る
2.目を瞑り、舌を上顎につける
3.鼻からゆっくり吸って下腹部を膨らませる
4.そのままゆっくり鼻から息を吐く
5.息を吐くときは頭の天辺(左右の耳を結んだところ)から息が抜けるようにイメージする
6.吐き終わったら3に戻り息を吸い、5回繰り返す
舌を上顎につけることで鼻からの呼吸の通り道をしっかりと作り深さを出しやすくし、また頭から息を吐くイメージをすることで頭に血が上った状態もリセットしやすくできます。
あまりしたことがない呼吸法かと思いますので、まずは練習で何度かやってみましょう。
そして、イラッとした時に、この呼吸法を試してみてください。
きっとイラつきが落ち着きやすいと思います。
呼吸以外にも運動することでイライラなどのストレスを解消することもできますので、呼吸に合わせて運動もしていきたい方はこちらもご覧ください。
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<保有資格>
・理学療法士
・JCMA認定体軸セラピスト
医療−介護−障害福祉の事業をする会社のマネージャー職。
理学療法士、ピラティス、体幹トレーナー、第1種衛生管理者で動きの専門家。
ビジネス全般、IPO、M&A、組織作り、育成・教育。ビジネスができる身体を。
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